腰痛の原因は背骨の変形は嘘? 高齢者になっても腰痛は改善できる

腰痛になり、痛みが我慢できなくなり、整形外科でレントゲンを撮り、医者から

「背骨が変形しているのが腰痛の原因ですねぇ」

と言われた人は多いのではないでしょうか? でも、背骨の変形は腰痛の本当の原因ではないんです。


背骨の変形は「結果」でしかない

腰痛持ちの人の背骨をレントゲンで撮ると、確かに背骨が変形している人が多いのではないでしょうか? しかし、背骨が変形しているというのは、現在の「結果」としての現状ですが、いつ、どのように、背骨の変形が起きたのかという、本当の「理由」まではわかりません。

また、背骨が変形した時期も、たまたま検査した時に見つかっただけで、以前から変形があったという可能性もあります。実際、「背骨の変形=痛みが出る」とまで断定することはできません。背骨の変形を腰の痛みの原因とするのには、無理があるのです。

背骨が変形した原因を知ろう

腰痛改善に大切なのは、背骨が変形してしまった「結果」よりも、背骨を変形させてしまった「原因」を知ることが大切です。背骨が曲がってしまうのは、硬く縮んでしまった筋肉が、体の歪みを作り出し、一定の場所に負荷がかかり続けたことが原因で、背骨が変形すると考えるべきなのです。

背骨が変形しても腰痛がないケースも

実際、背骨が変形していても、腰痛にならない人がたくさんいます。仮に、背骨の変形が腰痛をもたらすのであれば、年を取れば必ず腰痛になります。しかし、加齢とともに背骨が変形しても、必ず腰痛が生じるわけではありません。そのため、背骨の変形と腰痛には直接の関係はないと考えるのが自然です。

(*ただし、骨粗鬆症になりやすい女性が加齢と共に、腰痛になりやすいというデータがあるので、100%は言い切れませんが、骨粗鬆症により背骨が変形しても「痛まない」人もいます。)

背骨の変形途中のほうが痛みがある

加齢とともに、腰が直角に曲がっていく人がいます。しかし、腰が曲がった人に腰痛に関して直接聞くと、直角に曲がりきった後よりも、曲がる途中の方が痛いと言います。曲がる途中の痛みは、背骨周辺の靱帯や筋肉が重力で引き伸ばされる痛みです。そして、これ以上曲がらないところまで骨が曲がると、骨がつっかえて、骨が上体を支えるようになるので靱帯や筋肉への負担がなくなり痛まなくなると考えるのが自然です(背骨が曲がりきってしまったら、背骨の前側同士があたって、それが逆に支えになるようになる)。

高齢による腰痛も改善可能?

高齢になると、腰痛は仕方がないとあきらめている人も多いですが、実際は、固くなってしまった筋肉をゆるめると、腰痛を改善することが可能です。なぜなら、背骨の変形がある人は、背中や腰の筋肉が硬くなっている可能性が高いからです。

このように、背骨の変形は、必ずしも背骨の原因ではありません。また、高齢者になっても腰痛の改善は可能なのです。腰痛の原因や解消には、正しい知識を知ることが大切です。

次の記事

「姿勢が悪いことが腰痛の原因? 姿勢が悪くても必ず腰痛になるわけではない理由」

前の記事

「腰を後ろに反らすと痛い腰痛の原因は、背中側の筋肉よりもお腹側の筋肉が硬くなっているから」

参考リンク

「あなたの腰痛の原因は本当に背骨のゆがみなの?」

    
コメント