スポーツが腰痛予防に役立つケース、腰痛を悪化させるケース

スポーツは、腰痛予防に良い影響を与えることもあれば、腰痛を悪化させるケースがあります。スポーツ・運動をする人必見の、スポーツと腰痛の関係性について紹介します。


スポーツが腰痛を悪化させるケース

まずは、スポーツが腰痛を悪化させるケースを紹介します。大きく分けて3つのケースがあります。

1. 歪んだ体でスポーツする

体が歪んだ状態でスポーツをすると、一定の場所に負荷がかかり続けます。日常生活ではそこまで、体を傷めることはありませんが、スポーツをすることで強い負荷がかかりやすくなります。

2. 中学や高校の部活で腹筋を鍛えていた

中学や高校の部活でスポーツをやっていた人が、腰痛になるケースが多いです。特に、腹筋運動のし過ぎが原因で腰痛になっているケースです。腹筋をすると、「大腰筋」が縮みやすくなります。

実は「腹筋運動」は、腹筋だけでなく「大腰筋」も一緒に鍛えがちです。大腰筋を鍛えた後にストレッチをせずに放っておくと、腰筋が伸びにくくなり、腰痛になりやすくなります。「腹筋運動のし過ぎ」が原因で腰痛になりやすくなるのです。

参考記事

「腹筋と背筋運動が腰痛の原因? なぜ、腹筋を鍛えても腰痛は改善しないのか?」

3. 過度なスポーツ

スポーツも適度にやっているうちは腰痛になりませんが、過度にスポーツをすると腰痛になりやすくなります。プロスポーツ選手は、体を傷めている人が多いですよね。

スポーツを頑張りすぎた結果、下肢や臀部、大腰筋や広背筋など、腰周囲の筋肉や組織を傷めやすくなります。しかも、頑張って痛みをこらえてスポーツをしている方ほど、腰痛治療に時間がかかりやすくなります。

なぜなら、筋紡錘の作用によって拘縮している筋肉(筋繊維)に負荷をかけることで、拘縮が強くなり、筋肉が緩みにくい状態になってしまっているからです。

スポーツが腰痛予防に役立つケース

では、逆にスポーツが腰痛予防に役立つケースを紹介します。こちらも大きく分けて3つのケースがあります。

1. 筋肉の強張りを防ぐ

スポーツを行うと継続的に体を動かせます。すると、血行が良くなり、栄養が筋肉に行き渡りやすくなります。そのため、筋肉が硬くなることを防ぎやすくなるのです。また、仕事などで偏った姿勢を取りやすい人は身体が歪みがちですが、スポーツを行うことで、姿勢が固定化されにくくなります。

2. 体の不調を早いうちに発見できる

スポーツをやっている人は、運動をしていない人に比べて、関節を大きく動かすことが多く、筋肉の拘縮を早く発見しやすいです。初期腰痛に気づきやすくなり、腰痛解消にも早く取り組めます。

3. 筋肉に余裕がある

継続的に運動を行うと、筋肉は発達し、強い負荷に対しても余裕ができます。余裕のある筋肉は、筋肉の伸び縮みを感知する装置である筋紡錘が柔軟になり、少し負荷がかかった程度で、筋肉が拘縮することが少なくなります。

このように、スポーツは上手に付き合うことで腰痛予防にも役立ちます。しかし、方法を間違えると腰痛が悪化することもあるので、注意が必要です。体の歪みなどを定期的に矯正しながら、過度にスポーツをしすぎないということを心がけることが大切です。

次の記事

「湿布や痛み止めの薬では腰痛は治らない理由【腰痛解消の真実】」

参考リンク

「スポーツは腰痛に良くない!?」

    
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