マッサージとストレッチでは腰痛の痛みは取れない!

腰痛や肩こりを改善するにはマッサージやストレッチが効果的と考えている人が多いかもしれません。しかし、マッサージやストレッチはあくまで疲労回復の効果しかありません。なぜなら、腰痛や肩こりの原因は筋肉が固くなっているためであり、いくら柔軟性を高めても痛みは取れないからです。


マッサージは疲労物質を流すだけ

オフィス街では特に、あちこちでマッサージ店を見かけます。日頃の疲れをとるため、通っている人は多いようです。

しかし、固くなった筋肉をゆるめるには、マッサージは向いていません。もむ、叩く、こするなどすれば、筋肉はより一層守ろうとして固くなります。

でも、マッサージをすると一時的に良くなった気がします。それは、血流が良くなったので痛みの原因であるブラジキニンの生成が抑えられたからです。お風呂に入ってあたたまるとラクになるのと同じです。

ただし、固くなった筋肉がやわらかくなったわけではないので、効果は一時的なものです。またすぐに痛みが出ますし、強くもんだり叩いたりすれば悪化します。

マッサージが有効なのは、スポーツのあとです。溜まった疲労物質を排出するには、マッサージは効果的です。疲労物質とは、運動中または運動後に筋肉や血液中に発生して、疲労と関連する物質の総称で、代表的なものが「乳酸」です。

体を動かすためのエネルギー(アデノシン三燐酸)を作りだすために、グリコーゲンを分解するのですが、酸素の供給が足りないと、代謝物である乳酸が溜まります。この乳酸を流すには、マッサージや入浴で血行を良くします。リンパ節に沿ってマッサージするリンパマッサージも、疲労物質を流すのに効果があると言えるでしょう。

ストレッチも疲労物質を流すだけ

ストレッチもマッサージと同じで、慢性的に固くなった筋肉にとっては有効ではありません。縮んだ筋肉を無理に伸ばそうとしても、その負荷に対抗して逆に縮んでしまいます。気持ちいい程度で止めておけばいいのですが、多くの場合は、痛みが出るほど筋肉を伸ばそうとしてしまい、逆効果になってしまっています。

ストレッチの効果は、マッサージと同じく血流を良くして疲労物質を流すことです。また、柔軟性を一時的に高めることでしょう。スポーツの前後に行うと、効果があります。

柔軟性と筋肉がやわらかくなるのは違う

ここで一つ注意しておきたいのは、柔軟性と筋肉がやわらかくなるのとは違うということです。人それぞれの「体のやわらかさ」があり、それ以上にやわらかくなるというものではありません。

もちろん、筋肉が固くなっているせいで、筋肉が伸びず、周囲の関節にも影響を与えていることはあります。筋肉をゆるめれば、柔軟性は向上します。ただ、子供の頃以上に体がやわらかくなるわけではありません。

子供の頃から体が硬い人は硬いですよね。しかし、本来の筋肉のやわらかさを保っていれば、問題はありません。逆に、バレリーナのように柔軟性が高く、前屈したときに上半身がぴったりと足に沿ってしまう人でも肩コリ・腰痛になります。その人なりに、筋肉が固くなっているのです。

このように、肩こりや腰痛を改善するには、マッサージやストレッチではなく、筋肉を柔らかくする事が必要です。

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参考本

「「体の痛み」の9割は自分で治せる たった90秒! 超簡単セルフ整体術(鮎川史園)」

    
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