熟睡できる「掛け布団」の3つの条件

温度や湿度の管理を行ってくれる「掛け布団」選びは睡眠で大切なポイントとなります。今回は、熟睡できる「掛け布団」の3つの条件を紹介します。


1. 重さ

まず、掛け布団で避けなければならないのは「重すぎる布団」です。安眠のカギとなる寝返りを妨げてしまうからです。体を押さえつけてしまうため、疲労感も残ります。

2. 保温性

次に大事なのが、保温性です。ぐっすり眠っているときに脳から出るデルタ波の量の変化をもとに、布団の中の最適温度を調べたところ、32~34度という結果が出ました。体温より少し低いぐらいがちょうどよく眠れるということです。

3. 湿度

湿度も快眠には重要です。深部体温を下げるには、熱が効率よく放出されたほうがいいのです。人は寝ている間にグラス1杯分くらいの汗をかいています。汗はさらに蒸発するときに体表面の熱を奪ってくれ、体内から体外への熱の放出が順調に進み、熟睡できます。布団は蒸発した汗の湿気を吸いますので、湿気がとれやすいというのもいい布団の条件です。

理想的な掛け布団は羽毛布団

この3つの条件を満たす掛け布団として理想的なのは羽毛布団です。適度に軽く、保温性があり、乾きも早い。高価なものですが、快眠のためには検討の価値があると思います。

綿の掛け布団を利用したい場合

人によっては、長年使っている綿の掛け布団がいいということもあるでしょう。そうした場合は、工夫が必要です。綿の掛け布団は湿気を吸いやすいので、ひと晩にかいたグラス1杯分の汗をそのまま吸収しますが、何もしないとそれがたまっていって自然と布団は重くなってしまいます。そのため、

こまめに干す
布団乾燥機を使う
早めに綿の打ち直しをする

といった心がけが必要です。

掛け布団は干すことが大切

布団を干す理由は、人が毎晩かく汗(湿気)を乾かすという意味がありますが、一番は「ダニ対策」です。人が快適に眠れる温度と湿度はダニにとっても最適な「住環境」なのです。ダニが存在すると、不衛生なだけでなく睡眠時の不快感を助長します。ですから、天気のよい日を選んでできるだけ布団を干しましょう。

綿布団はひなた干しが原則ですが、羽毛布団の場合は風通しがよいところなら、日陰干しでも効果があります。乾燥させられるからです。干したあとにパンパンとたたくのは避けてください。ダニの死骸とフンが飛び散って不衛生です。ブラシをかけたり、電気掃除機で吸いとります。

花粉症や住居の事情で洗濯物も部屋干しということもよくあります。そういうときは、布団乾燥機を活用しましょう。ベッドマットは干すのが大変なので、壁に立てかけてください。湿気は下のほうにたまりますので、その部分に空気を通すことで湿気を除去できます。

そして、ドラッグストアなどで売っているダニ除去用スプレーをかけ、掃除機でていねいに取りのぞけば、快適さがよみがえります。

掛け布団を選ぶときに参考にしてみてはいかがでしょうか?

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参考本

「専門医が教える毎日ぐっすり眠れる5つの習慣(坪田聡)」

    
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