レム睡眠は必要なのか? レム睡眠の謎

レム睡眠が発見されたのは最近のことです。レム睡眠の間に夢を見ているということがわかりましたが、レム睡眠は何のために存在するのかは完全に解明されていません。レム睡眠はなぜ存在するのでしょうか?


レム睡眠に対する実験

レム睡眠の発見者であるスタンフォード大学のウィリアム・デメントは、レム睡眠遮断実験という人体実験を行いました。人に電極を取りつけられ、睡眠ポリグラフを記録しながら眠らせます。そして、眠り始めてレム睡眠が現れたらすぐに起こすといった実験を行いました。

レム睡眠は眠り始めてから一時間半ほどで現れます。眠り始めてからレム睡眠開始までの時間をレム潜時といいます。しかし、レム睡眠遮断を行うと、レム潜時がどんどん短くなり、眠るとすぐにレム睡眠が現れる人が現れます。実際、何度もレム睡眠を中断させることで怒り出し、実験を止めてしまう実験者もいました。それほど、レム睡眠を遮断されることは人間にとって辛いことなのです。

必要不可欠ではないレム睡眠

この実験から、レム睡眠が人間の脳に必要なものであることがわかります。しかし、レム睡眠を遮断されても、特に生活に悪影響が発生しないタイプの人もいるのです。これが俗にいう「ショートスリーパー」です。

現在の研究では、ノンレム睡眠は必要であることはわかっていますが、レム睡眠がなぜ必要なのかは完全にはわかっていません。ノンレム睡眠の謎はまだまだ続きそうです。これからの睡眠研究に期待しましょう!

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