ノンレム睡眠が生まれた理由。脳の進化の不思議

人の睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠があります。実はレム睡眠はすべての生物が持っているわけではありません。魚類や両生類にはノンレム睡眠はありません。では、なぜノンレム睡眠が生まれたのでしょうか? その秘密を探ります。


進化がノンレム睡眠を必要とした

なぜ進化とともに、ノンレム睡眠が生まれたのでしょうか? これには脳の発達が大きく関係しています。

人間の大脳は、古い部分に新しい部分がかぶさる形でできています。脳には「層」があり「皮質」といいます。

大脳のもっとも新しい部分は「新皮質」といい、一番外側にあります。その下は「旧皮質」で2番目に新しく、一番下の「古皮質」は一番古い部分になります。

内側にある大脳は、原始的な機能を持ち、外側にある大脳ほど思考や記憶などの高度な機能を持っています。大脳の3つの層、新皮質、旧皮質、古皮質は、そのまま人間の脳が発達してきた過程を表しています。

大脳が発達するにつれ、脳は様々なことを処理できるようになりました。その反面、脳の負担が増えるために、脳を休ませる必要が出てきました。

脳を休ませる新しい眠りがノンレム睡眠

脳を休ませるために生まれたのが「ノンレム睡眠」です。ノンレム睡眠は実は新しいタイプの睡眠だったのです。「レム睡眠」のときは、体を休ませています。それに対して「ノンレム睡眠」では脳を休ませています。

このように脳の進化がノンレム睡眠を生み出したのです。睡眠って面白いですね。

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