なぜ、夢遊病(レム睡眠行動障害)と金縛りが起きるのか? レム睡眠の不思議

「夢の中で歩く」
「眠りながら歩く」

通常の睡眠であれば、夢の中での行動は体には反映されません。しかし、夢遊病(本当は、レム睡眠行動障害)になると夢の行動がそのまま反映されてしまいます。また、ぱっと目が覚めたら体が動かない金縛りはなぜ起きるのでしょうか?


夢遊病(レム睡眠行動障害)とは

レム睡眠中に起きる夢遊病は、レム睡眠行動障害と言います。レム睡眠行動障害時の患者の脳内活動は、レム睡眠中です。レム睡眠行動障害患者は実際に歩き、通常の人であればぐっすり眠っています。なぜ、眠ったまま行動してしまうのかというと、全身の筋肉を動かせる状態になってしまっているからです。

*本当の夢遊病は子供によく起き、ノンレム睡眠に起きることが多いです。

「夢遊病」

レム睡眠中に動いてしまう

人は、レム睡眠中に夢を見ます。レム睡眠はおよそ90分サイクルで現れるため、その間に夢をみます。そして、レム睡眠に切り替わった瞬間、全身の筋肉を動かすことはできなくなります。そのため、夢の中の行動は反映されません。

しかし、レム睡眠中にもかかわらず、そのときの体調や心理状態によって筋肉を動かなくさせる仕組みが動かなくなるケースがあります。そして、夢で見ているとおりの行動を現実にも起こしてしまいます。

金縛りは夢遊病の逆

怖い話によく出てくる「金縛り」は、レム睡眠行動障害とは逆の仕組みで起こります。レム睡眠から目覚めるとき、筋肉が動かせない状態から筋肉を動かす状態へ切り替わります。だから目覚めた後すぐに動くことができます。

しかし、レム睡眠から目覚めても、筋肉が動かせない状態のままでいることがあります。すると、脳はしっかり覚醒しているのに、体の筋肉が動かない状態になります。怖い夢を見ていると、幽霊に襲われている感覚になります。これが金縛りで、夢遊病とは逆の仕組みで起きます。

レム睡眠行動障害と金縛りの違い

レム睡眠行動障害は、レム睡眠時に筋肉が動く状態になっています。一方、金縛りは、覚醒(起きている)状態なのに、筋肉が動かない状態になっています。レム睡眠行動障害も金縛りも筋肉を管理する仕組みがうまく機能していないために起きるのです。

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参考リンク

「レム睡眠行動障害」

    
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