なぜ人は夜型になりやすいのか? 夜型人間になる理由は「体内時計」だった!

何にも縛られることのない長期休暇や、アルバイトもしない学生の夏休みのときに、目覚まし時計を利用せずに眠りたいだけ眠る生活を繰り返したことがある人は多いのではないでしょうか?

そして、多くの人が昼夜逆転をして夜型の生活になってしまったのではないでしょうか? 人は体内時計の3つの周期の影響から、眠りたいだけ眠ると夜型の生活になりやすいのです。


1. 24時間超のサーカディアンリズム

体内時計の周期のうち、もっともよく知られているのが、約24時間周期のサーカディアンリズム(概日リズム)です。このリズムは、1日の眠りの周期に関係しています。夜になると眠気が強まり、昼になると眠気が覚めるといったリズムは、サーカディアンリズムが影響しています。夜型になってしまうのは、このサーカディアンリズムのずれが原因です。

サーカディアンリズムは24時間より少し長く、目覚まし時計を使わずに、眠りたいだけ眠る生活を続けると、少しずつ体内時計にずれが生じます。起きるのが遅くなり、眠るのも遅くなりという生活を繰り返しているうちに、夜に目が覚めるようになります。夜型になりやすいのはこのサーカディアンリズムが大きな原因です。

2. 12時間のサーカセメディアンリズム

次に、約12時間周期のサーカセメディアンリズムも夜型になる原因の一つです。サーカセメディアンリズムの12時間周期の中にそれぞれ活動期と休息期があります。お昼と夜に眠気が強まるのは、このサーカセメディアンリズムが影響をしています。昼過ぎの眠気は、お昼ごはんを食べたからではなく、サーカセメディアンリズムが影響しています。また、居眠り運転による事故も、サーカセメディアンリズムによる眠気がピークの時間帯に起きやすくなっています。

サーカセメディアンリズムの影響により、朝7時頃に起きた場合だと、昼間は元気がないのに、帰宅時間になると元気になります。これは、サーカセメディアンリズムが理由です。しかし、夜型になると、このサーカセミディアンリズムの目が覚めるピークが後ろにずれているため、夜に眠ろうとしてもなかなか眠ることができません。もっとも目が覚めている時間に、眠ろうとしているからです。体内時計のリズムに逆らって眠るのは難しいのです。

このサーカセメディアンリズムも、サーカディアンリズム同様夜型になりやすい原因を作り出します。

3. 90分のウルトラディアンリズム

約1時間半というもっと短い周期で眠気が変動するリズムが、ウルトラディアンリズム(超日リズム)と呼びます。同じ夜でも、眠気が強まったり、弱まったりするのは、ウルトラディアン・リズムが影響しています。

1時間半という短い周期で変化するため、眠くてたまらなくても、45分くらい我慢すると、眠気が弱くなります。逆に、眠くなくても、45分くらい時間が経つと、眠くなってきます。

特に子供は、ウルトラディアンリズムの影響が大きく、元気に遊んでいたのに、急に眠ってしまうのは、90分周期のウルトラディアンリズムが原因です。このように、ウルトラディアンリズムが原因で夜でも眠い時と目が覚めるときがあるのです。夜でも眠いタイミングを逃してしまうと、眠りやすいタイミングが来るまで90分かかるのです。

現代の生活だと、テレビ、ゲーム、勉強、仕事などで眠くても起きて作業をしがちです。そのため、一段落してから眠ろうとすると、ウルトラディアンリズムの目が覚めるピークになっていると眠れなくなってしまうのです。ウルトラディアンリズムもまた、夜型になりやすい原因を作り出します。

その他の原因

また、夜型生活になると、太陽が沈む夕方に起き、太陽が昇る朝に起きるため、太陽の光を浴びるタイミングが逆転します。そのため、体内時計はどんどんずれてしまいます。さらに、逆転生活をやめるためにも、眠らないといけないといけないと焦りや不安を感じ、精神的にもどんどん眠れなくなる悪循環になりがちです。

眠りたいだけ眠ると夜型になってしまう大きな理由は、体内時計が原因です。夜型を治すには、睡眠時間をあえて削る睡眠調整法も有効です。まずは、朝起きて夜眠る生活に戻し、体内時計を正しいリズムに戻すことが大切です!

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