英会話や資格の勉強を効率的に記憶させる睡眠方法

英会話を身につけたり、資格を取得してキャリアアップの武器にしようと考えている人は多いと思います。また、仕事に活かすために新たな知識を習得したいという人も多いでしょう。大人になってからも、勉強の機会は意外と多いものです。

しかし、学生時代と違って、勉強できる時間には限りがあります。眠る間を惜しんで勉強しないといけません。そこで、英会話や資格の勉強をより効率的に記憶させる睡眠方法を紹介します。


長期記憶と睡眠の関係

英会話や資格取得の勉強には「記憶する」という作業が必要です。記憶は大きく2種類に分けることができます。名刺に書かれた電話番号を見て、電話をかけるときなど、ほんのわずかな時間だけ必要とされる記憶は「短期記憶」と呼ばれています。

それに対して、知識を覚える、体験した出来事を覚える、運動技能を身につけるといった、長い期間にわたっての記憶は「長期記憶」と呼ばれています。この長期記憶の定着に、睡眠が大きな役割を果たしていることがわかっています。睡眠には、記憶を向上させる効果があるのです。

記憶の整理

脳には、さまざまな情報がたくさん入ってきます。たとえば、英会話教室に行くまでの車や電車の中で見た風景、広告、車や電車の音、レッスンの前に友人と交わした雑談等々。そうしてインプットされた情報は、重要であるか、重要でないかにかかわらず、すべて私たちの脳の中にいったん蓄積されます。

起きているかぎり、さまざまな情報を脳にインプットし続けています。もし、そのまま情報が蓄積される一方なら、コンピュータのハードディスクと同様に、記憶容量はパンクしてしまいます。記憶は、すべてを覚えていればいいというものではありません。

そこで、インプットされた情報を必要なものと不要なものに選別して、必要なものは記憶させ、不要なものは消去するという作業が脳の中で毎日行われています。それが睡眠です。

効果的に記憶を定着させる睡眠方法

睡眠には記憶を定着させ、向上させる働きがあります。では、いつ睡眠をとれば、ベストなのでしょうか。理想的なのは、学習した直後に眠ることです。

記憶は、5時間前に起こった出来事よりも、1時間前に起こった出来事の方がより強くインプットされています。学習で得た記憶が新鮮なうちに睡眠によって記憶を整理すれば、より確実に必要な情報をしっかりと定着させることができるます。

トレーニング後も起きていると、あまり重要でない情報が入ってきてしまいます。すぐに眠ることは、余分な情報をこれ以上、脳にインプットさせないという意味があるのです。勉強をした後で、気分転換にテレビを見てから眠るというのも、おすすめできません。勉強が終わったらすぐに眠った方がいいのです。

「身体の記憶」にも睡眠は有効

このことは、運動技能の習得(ゴルフのレッスンなど)にも言えることです。睡眠には、学習したことをより確実に定着させる効果があるのです。

プロゴルファーの石川遼選手は子どもの頃からお父さんと一緒に早朝と夕方にゴルフコースで練習をしていました。朝5時起床、夜は8時に就寝していたとのことです。つまり彼は、夕方に練習をした後、食事と入浴をすませたら、すぐに眠っていたということになり、トレーニングや技術向上と眠りの関係において、理想的な習慣を持っていたと言えます。

「学習」の後にできるだけ早く睡眠をとることが、英会話、資格試験の受験勉強、スポーツなど、あらゆるジャンルで学習の効果を高め、効率的に記憶させるコツなのです。

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参考本

「脳に効く「睡眠学」 角川SSC新書(宮崎総一郎)」

    
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