睡眠障害の原因!? 不眠の原因になりやすい他の病気の症状とは

睡眠障害は、他の病気の症状である体の痛みや痒みや、精神の病による不安や緊張などの症状が原因となっていることがあります。睡眠障害の原因になりやすい病気を紹介します。


1. 睡眠障害の原因となる体の病気

睡眠障害の原因になりがちな体の痛みやかゆみにより、睡眠障害の原因となりやすい病気を紹介します。

痛み全般

頭痛、腰痛、肩こりなどの痛みにより、眠れない原因となります。また、繊維筋痛症、リウマチなどの慢性の関節炎や悪性腫瘍などは、痛みのために特に不眠になりやすいです。

消化器系

消化器系の病気は睡眠障害の原因となります。腹痛、下痢なども眠れない原因となります。また、逆流性食道炎や胃腸症などの胸焼けや胃の痛みによる不快感で睡眠障害になりやすくなります。逆流性食道炎では、胸焼けによる途中覚醒がよくみられます。

心不全

心不全は呼吸が苦しくなり、息切れ、咳きなどの症状が不眠の原因となってしまいます。

高血圧

高血圧による、頭痛、めまい、動悸、息切れなどが知らないうちに眠れない原因となっていることがあります。無自覚なので注意が必要なのが高血圧です。

甲状腺機能異常

機能亢進では、汗かきになり、脈拍が速くなり、体重が減ります。バセドウ病では、眼球突出の症状もあります。不眠の原因となりやすいのが甲状腺機能異常です。

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「バセドウ病」

腎疾患、肝疾患

腎臓や肝臓の疾患による痛みなども睡眠障害を引き起こします。

頻尿

前立腺肥大などによる頻尿は、眠っている途中に目が覚めやすくなるため、途中覚醒になりやすくなります。

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「夜間頻尿」

2. 睡眠障害になりやすい精神病

不眠は、ほとんどの精神疾患で現れる症状です。不眠は、様々な精神疾患の初期症状でもあるため、精神病の早期発見と早期治療のヒントにもなります。

うつ病

精神疾患の中でも、一番の不眠の原因となっているのがうつ病です。中高年のうつ病では早朝覚醒が多くなり、若い人では、眠りすぎてしまうことが多いです。

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「ストレス性睡眠障害とうつ性睡眠障害」

双極性障害

活動性が高まった躁とうつが反復します。躁期には睡眠時間は短くなり、うつ期には長くなるのが特徴です。うつ期には、レム睡眠の割合が増えますが、うつの症状が現れるよりも早く、レム睡眠の増加がみられます。

逆に、躁の場合には、浅い眠りの割合が減り、徐波睡眠が増えますが、それも躁の症状によりも早くみられます。浅い眠りが増えると、うつの前触れで、睡眠が深くなったときは、躁の前触れです。双極性障害の人は、神経が過剰反応しやすくなっているので、楽しいことやよい刺激であっても不眠の原因となってしまいます。

統合失調症

神経が冴えすぎて眠れないと感じ、幻聴や妄想、奇妙な言動・行動がみられます。徐波睡眠が減少し、睡眠効率が悪くなります。

不安障害

ある状況に強い不安を感じる場合と、常に漠然とした不安を感じる場合があり、寝ようとすると心臓の鼓動や脈が気になり睡眠障害になりやすくなります。

適応障害

進学、転職、失業などのストレスにより一過性の不安や抑うつ症状がみられ、睡眠障害をともなうことが多いです。ストレスがなくなるまで、不眠の原因になりがちです。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)

PTSDによるストレスやフラッシュバックが原因で不眠の原因になります。悪夢も多く、レム睡眠が増加するため、途中覚醒が増えます。

このように、睡眠障害の原因を作り出す別の病気になっている可能性があります。睡眠障害、体の病気、心の病気の治療をするために病院に行くことが大切です。

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参考本

「人はなぜ眠れないのか(岡田尊司)」

    
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