不眠の原因まとめ

不眠の原因には身体の病気が原因になっているものから精神的なものまで、さまざまな要因があります。不眠を引き起こす原因を紹介します。


睡眠衛生上の問題

生活習慣は、「睡眠衛生」といわれれ、不眠の原因になります。パソコン、テレビ、コンビニなどの明るい光を眠る前に浴びたり、寝る直前まで仕事をしていることなど、不適切な睡眠習慣が、不眠の原因になっているケースが増加しています。アルコールやカフェインなどによっても不眠が起こる場合があります。

心理的原因

不安や緊張などにより、眠る前に考えすぎの状態になることが不眠の原因となっています。精神生理性不眠症の人に多く見られます。睡眠に対する「こだわり」が必要以上に強い人などによく見られます。

身体の病気

身体疾患の症状が不眠の原因になっているものとして、痛み、痒みなどが、睡眠を妨げます。また、せき、ぜんそく、前立腺肥大や腎臓の病気、糖尿病、高血圧なども不眠の原因になります。身体疾患の個数が増えると、不眠の頻度がどんどん上がっていきます。この場合は、身体疾患の治療を優先します。

不眠の原因になりやすい身体疾患例

不眠の原因になりやすい身体疾患例を紹介します。睡眠障害と同じく別の病気が原因となっています。

参考リンク

「睡眠障害の原因!? 不眠の原因になりやすい他の病気の症状とは」

脳疾患

非常にまれですが、家族性致死性不眠症などのケース。

呼吸器疾患

せきが原因で眠れなくなります。

心疾患

心不全など。

胃腸疾患

逆流性食道炎による胸焼けなど。

痛みによる疾患

腰痛、腹痛など痛みが原因で眠れなくなる。

糖尿病

不眠になりやすく、睡眠不足は糖尿病の悪化になり、悪循環のスパイラルになります。

高血圧

眠れないと血圧が上がりやすくなります。

皮膚疾患

アトピーなど痒みで眠れないなど。

前立腺肥大

真夜中にトイレに起きてしまい眠れない。

更年期障害

不眠が出やすくなります。

アレルギー性鼻炎

花粉症など。

甲状腺機能亢進症

心拍数の増加、血圧の上昇、多汗、手のふるえ、神経過敏など。

精神疾患

うつ病、統合失調症、不安性障害など。「心的外傷後ストレス障害」は不眠が強い場合に、悪化要因ないし治療を阻害する要因になるので、注意が必要です。

不眠は、うつ病の重要な症状です。うつ病患者のうち、9割近い人が不眠の症状があります。一般的な不眠症は少しずつ悪くなっていくのですが、うつ病における不眠とは、「急速に悪くなっていき、薬の効きもあまりよくない」という特徴があります。

概日リズム睡眠障害

生活習慣や環境の変化などによって、体内時計のリズムに障害が起きると、夜になっても眠くならず、朝の適切な時間に起きられなくなります。

時差ぼけ、交代勤務、加齢などによって起こることがあります。体内時計に逆らった生活はやめましょう。

参考リンク

「概日リズム睡眠障害」

薬が原因になっている不眠症

身体疾患の治療薬の影響で起きる不眠があります。副腎皮質ステロイド剤、甲状腺剤、降圧剤、インターフェロン製剤、抗うつ剤など。ただし、薬物療法は医師と相談し、適切に服用していれば、副作用はあまり起こりません。

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参考本

「眠れない人がぐっすり眠れる本(鴨下一郎)」

    
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