眠れなかったらどうしよう…「精神生理性不眠症」の原因と治療方法

多くの人の不眠の原因となっているのが「精神生理性不眠症」です。「眠れなかったらどうしよう」という不安から、どんどん眠れなくなってしまいます。不眠に悩んでいる人のために、「精神生理性不眠症」の原因と治療方法を紹介します。


精神生理性不眠症とは

精神生理性不眠症は、「眠れなかったらどうしよう」という不安により眠れなくなってしまうのが特徴です。「眠れなかったらどうしよう」と思っただけで、緊張してどんどん眠れなくなってしまいます。精神生理性不眠症は、1ヶ月以上不眠が続いている代表的な慢性不眠症です。

体が緊張する

精神生理性不眠症の人は、眠ろうとすると体が緊張してしまいます。心配性、不安性、完璧主義の人によくみられます。寝つきが悪くなり、症状が進行すると、中途覚醒や早朝覚醒が起きるようになります。途中で目が覚めても、「このまま眠れなかったらどうしよう」と思ってしまい、目が覚めた後に眠れなくなることが多いです。

考えるのが好き

精神生理性不眠症の人は、ベッドで考え事をよくします。眠る前に、いいことや悪いことなどいろいろと考え、脳が興奮し、目が覚めてしまいます。眠る前にいろいろなことを考えると、言語中枢が働いてしまい、脳が興奮して眠れなくなってしまいます。

眠りを意識しなければ眠れる

精神生理性不眠症の人は、ベッドなど眠るべき場所で眠れません。一方、ソファーやこたつなどベッド以外のほうがよく眠れます。また、夜よりも昼のほうが眠りやすい人も多いです。つまり、眠ることを意識しなければ眠れます。ベッドでは眠らないといけないという使命感から眠れなくなります。

精神生理性不眠症の治療方法

精神生理性不眠症の治療は、精神的な問題を解決することで治療を行います。まず、眠らなければならないという考えをなくします。精神生理性不眠症は、眠れないことへの恐怖感が強いため、眠れなくても問題ないという考えを持つことが重要です。

また、眠る前に考える習慣もなくします。そのため、ベッドには眠くなるまで入らないようにします。無理に眠ろうとした結果、考え事をする事が多いです。すると、ベッドで考えることが習慣化されてしまうためです。ベッドは眠るためだけのものであって考え事をする場所でないと習慣化させることが大切です。

睡眠時間制限法も有効!

睡眠時間制限法も精神生理性不眠症には効果的です。いつも眠る時間を短くし、朝は決まった時間に起きるようにします。あえて睡眠時間を制限することで、質の高い睡眠をとるようにし、眠りやすい環境を整えます。

例えば、8時間ベッドにいて、6時間しか眠れていない場合は、2時間考え事をしていることになります。そこで6時間しか眠れないのであれば、2時間ベッドに入る時間を遅くします。そして、朝は同じ時間に起きます。最初は睡眠不足で辛いですが、睡眠不足によって眠りやすくなります。また、睡眠の質も上がるため、中途覚醒が少なくなります。少しずつ眠る時間を早め、睡眠時間を長くしていくことで治療を進めます。

参考リンク

「睡眠時間制限法」

精神生理性不眠症は、精神的な問題や眠らなくてはいけないという考えが原因です。また、ベッドで考え事をするのが習慣化になっていることが多いです。睡眠衛生をよくしていくことで精神生理性不眠症による睡眠障害は改善されていきます。

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