足がむずむずして眠れない! 「むずむず脚症候群」と「周期性四肢運動障害」

夜ベッドに入ると足がむずむずしてきて眠れない! といった睡眠障害があります。名前は「むずむず」とつくので可愛らしいですが、高齢者の不眠の原因となりやすい睡眠障害です。今回は、足をむずむずさせるのが特徴の「むずむず脚症候群」と「周期性四肢運動障害」を紹介します。


むずむず脚症候群

むずむず脚症候群は、ベッドで足がむずむずして、動かし続けてしまう睡眠障害です。足を伸ばしたり折り曲げたり、むずむずし続けます。昼間も、足のむずむず感がある場合もあります。

じっとしているのがつらく、脚を動かしたくなり、実際に脚を動かしたり、布団から出るとむずむずする症状は軽くなります。しかし、脚を動かすのをやめると再び症状がでるため、なかなか眠ることができません。最初はときどき起こる程度ですが、悪化すると毎日起こるようになります。ひどくなると日常生活でも症状が表れることもあります。

むずむず脚症候群の原因

正確な原因はまだわかっていません。鉄、葉酸の欠乏や妊娠、腎不全、糖尿病などの副作用でむずむず脚症候群が発症することもあります。40歳以降の中高年に発症しやすく、男性と女性では2対3の割合で女性に多く発症します。妊娠中の女性も約5人に1人の割合でレストレスレッグス症候群が発症します。赤ちゃんの鉄も補わなければいけないためです。

むずむず脚症候群の治療方法

むずむず脚症候群の治療は、薬物療法が有効ですが、薬には個人差があります。ドーパミン受容体刺激剤、ベンゾジアゼピン系、抗てんかん薬などが用いられることが多いです。薬物療法以外にも、足のマッサージなども有効です。

周期性四肢運動障害

むずむず脚症候群に似ていますが、睡眠中にだけ起きる点が、むずむず脚症候群と違います。眠っている間やうとうとしているときに一定周期で、足、膝、腰、腕などをビクンと動かします。この動作のために、目が覚め、不眠の原因になります。睡眠に入り体がリラックスしてきたときに、よく起こります。明け方にかけて回数は減っていきます。カフェインを多くとったときや疲れているときに出やすいです。

高齢者の多い睡眠障害です。治療方法は、むずむず脚症候群と同様でドーパミン受容体刺激剤などで治療を行います。

むずむず…怖い

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