年齢とともに睡眠時間が変化する理由

睡眠には、1日に何度も眠る「多相性」と1回しか眠らない「単相性」の2つのタイプがあります。生まれたばかりの赤ちゃんは、1日中寝たり起きたりしている「多相性」です。

しかも、睡眠時間は1日16時間ほどです。しかし、大人になると平均睡眠時間は7時間ほどとなります。なぜ、年齢とともに睡眠時間が変化するのでしょうか?


年齢とともに睡眠時間が変化する理由

睡眠時間は、成長とともに短くなります。平均睡眠時間は、

1歳で約13時間
10歳で10時間
14~15歳で8時間

まで減ります。また、3歳までにレム睡眠の割合は全体の20%まで下がり、眠りも多相性から単相性へシフトし、大人の眠りに近づきます。

成人後、睡眠時間は年をとるごとに短くなりますが、レム睡眠の割合は20%に安定していきます。レム睡眠とノンレム睡眠の出現パターンも規則的になり、明け方になるにつれてレム睡眠と浅いノンレム睡眠が増えてすっきりと目覚めます。

しかし、年齢を重ねるごとに睡眠力が弱くなります。レム睡眠とノンレム睡眠のリズムも崩れ、眠っている途中で目が覚める中途覚醒も増えてきます。また、深いノンレム睡眠が取りにくくなります。

老化とともに、睡眠の質が低下すると、短い昼寝を繰り返すようになります。昼寝をするため夜に眠りにくくなる入眠障害になりやすくなります。すると、単相性の睡眠から再び赤ちゃんのような多相性の睡眠に戻ってしまうのです。

赤ちゃんから大人に成長する過程で、睡眠は多相性から単相性になることで睡眠時間が短くなります。しかし、年をとると睡眠力が落ち、睡眠が単相性から多相性に戻ってしまいます。睡眠とは面白いですね。

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参考リンク

「赤ちゃんにレム睡眠が多い理由」

    
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