ラテン語世界のどこで使われる?

ラテン語とは、インド・ヨーロッパ語族イタリック語派のひとつの言語です。もともとイタリア半島の中部に住むラテン人によって使われた言葉ですが、ローマ帝国の公用語となったことで、ヨーロッパ大陸の西部や南部、アフリカやアジアの一部でも広く使われるようになりました。この時、学問の活動にも使われるようになったため、現在でもヨーロッパの大学ではラテン語が必修となっているところがあります。


どこで使われる?

そんなラテン語は現在はどこで使われているのでしょうか。ミニ国家として知られるバチカン市国はラテン語が公用語となっています。バチカンの一部の会議はラテン語が用いられているようです。あるいはクラシック音楽ではラテン語で歌う楽曲も存在します。しかし、日常会話で誰かが話す言葉としてのラテン語はほぼ消滅してしまったといえるでしょう。

学問では有効

しかし、書き言葉ではラテン語は有効です。学問の世界ではラテン語で書かれた文献が多くありますので、歴史や文学などを学ぶ人にとってはラテン語は必修科目であるといえるでしょう。さらに、かつてはヨーロッパの大学は授業はすべてラテン語で行われていました。そのため、フランスの大学教授がそのままドイツやイタリアで教鞭を取るといったことも可能です。

医学でも使われている

さらにラテン語は医学の世界でもいまだに有効な言語として使われています。医学の基礎学問のひとつといえる解剖学ではほとんどの用語がラテン語で使われています。医学用語の中で、ウイルスなどはラテン語です。

その他のラテン語は?

そのほかにも日本語に入り込んだラテン語としては、自分のわがままなどを指す「エゴ」、死を知覚せよといった意味を持つ「メメント・モリ」といった言葉もラテン語です。こうして見ると日本人にとっても縁遠い言語ではないことがわかるでしょう。

    
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