ケベック・フランス語とは?

フランス語はフランスだけで話されるものではありません。フランスの植民地が多くあったアフリカでは国ごとの共通言語としてフランス語が用いられる場合もあります。さらにフランス語はカナダの一部でも話されています。それがケベック州です。

ケベックはどこにある?

ケベック州はカナダの東部に広がる州です。その面積は大きく、日本列島全体の約4倍の大きさがあります。この土地は、最初にフランス人が入植してから、伝統的にフランス語が話されています。そのため、現在もケベック・フランス語として独自のポジションを築いています。ケベック・フランス語は隣接する英語圏からの流入語が多いのが特徴ですが、一方で文法的には古いフランス語が残っていると言われています。フランス本国の人にとっては、田舎で話されている昔のフランス語といった印象を受けることもあるようです。

モントリオール都市圏に集中

ケベック州の人口のほとんどは州都である問リオール都市圏に集中しています。これはカナダの特徴であると言えるでしょう。この場所では案内板などはほとんどがフランス語表記であり、英語はほとんど見当たりません。これはカナダ政府が推奨するマルチカルチュラリズムを体現していると言えます。独立した言語を話す地域という扱いのため、ケベック州をひとつの国家として独立させようといった運動も一部では起きています。ただ住民の意見としては独立派と反対派が半々といった様相となっています。

なぜ独立しない?

それではなぜケベック州は独立しないのでしょうか。ひとつはやはりカナダが、国家の中に複数の文化があることを容認している点があげられるでしょう。カナダはアメリカと同じく移民の国であるがために、そこにおいては寛容性が求められていると言えますね。