ジョン万次郎英語とは?

江戸時代の終わりから、明治時代にかけてジョン万次郎という人物がいました。ジョン万次郎は本名を中濱萬次郎といい、現在の高知県に生まれます。14歳の時に、乗っていた船が遭難し、伊豆諸島の鳥島に漂着します。その後、アメリカの船に救助され、そのままアメリカに渡ります。


ゼロから学ぶ英語

当時、万次郎は日本語の読み書きはできませんでした。船の中で、アルファベットから英語を習い、アメリカへ渡ると本格的に英語を学びはじめます。その後、日本への帰国を決意し、中国へ向かう船に乗って現在の沖縄である琉球を経由して帰国します。そして、幕府にアメリカが開国を迫りに来ると進言するのです。

通訳として活躍

英語と日本語ができるジョン万次郎は、通訳として活躍します。明治時代のはじめには欧米系の島民が多く住んでいた小笠原諸島へも向かい、通訳を務めました。

響きの英語

その後、ジョン万次郎は開成学校、現在の東京大学の英語教授となります。ジョン万次郎の英語は、現在の英語教育とは異なるものでした。彼は、英語の単語を響きで覚えていました。そのため、「cool」をクールと読まずに「こーる」と現したり、「water」はウォーターではなく「わーた」となりました。声に出してみるとわかりますが、ジョン万次郎の発音の方が、カタカナっぽさがなくなって本格的ですよね。実際に、こちらの方が通じるという実験データもあるようです。ただしジョン万次郎は英会話は得意だったものの、日本語の読み書きの教育を受けていなかったため、英語を日本語の文章に翻訳するといった仕事は苦手としていたようです。これは現在の英語勉強にも当てはまるものかもしれません。

    
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