本でお悩みを解決?

悩みは誰しもが持っているものです。はたからみればなんてこともない悩みであったとしても、当人にとってみれば深刻な悩みであったりすることもしばしばです。それだけ悩みというのは多種多様な個性を持っているとも言えるでしょう。

本で解決?

そうした悩みを解決する手立てとなってくれるかもしれないものとして本があります。本には先人たちの知恵が詰まっています。そこには当然ながら悩める青年たちの姿もあります。ある年代の人が抱える悩みというのは、ある程度共通のものだとも言えるかもしれません。本によるお悩み解決はひとつの手段としても有効なのではないかと思わせるのが、南陀楼綾繁による『本好き女子のお悩み相談室』(ちくま文庫)です。本書は一箱古本市で出会った全国各地の本好き女子たちの悩みに対し、著者が3冊の本を推薦することで解決を目指した本です。著者は、一箱古本市の提唱者として知られており、今も全国各地の古本市や古本屋をめぐる旅をしています。そこではさまざまな人に出会ったのでしょう。場合によってはご当地系のお悩みといったものもあるかもしれません。

読書遍歴も

さらに本書ではお悩みを相談する女子たちの読書遍歴も取り上げられています。見知らぬ人の読書遍歴がカタログのように見られる本だとも言えるでしょう。こんな本もあったのか、あんな本もあったのかといった驚きもあるとともに、こんな本がお悩み解決に使えるのかといった意外な発見もそこにはあるでしょう。

古い本ばかりではない

さらに本書で取り上げられているお悩み解決のための本は古本ばかりとは限りません。新刊や、あるいはマンガ本においてもお悩み解決の種は転がっているのです。本の深い味わいを知ることができる本だと言えるでしょう。とりあえず本を読んでみたいけれども何から読めばいいのかわからないといった悩みを抱えている人にも最適なブックガイドですね。