書体に注目しよう

本が好きな人は、どういった理由から好きなのでしょうか。本の内容が好きという理由はまずあげられますね。しかし、内容は文字ばかりとは限りませんよね。絵や写真などのビジュアル的なコンテンツによる魅力もあるでしょう。なかには、本の外側の装丁が好きという人もいるかもしれません。さらに変わり種の本好きとしては、フォント、書体が好きという人もいます。

書体から考える

そんな書体にこだわった本好きが書いた本が正木香子による『本を読む人のための書体入門』 (星海社新書)です。本書は書体の入門書と銘打っているものの、決して堅苦しい本ではありません。読書好きの普通の人が、文字の味わいや魅力について記した本だと言えます。そのため、もともと書体が好きという人はもちろんのこと、なんとなく魅力を感じているという人にとっても絶好の入門書になると言えるでしょう。

愛着がある

本書に記されているものは、著者による文字や文体への巨大な愛情というべきものでしょう。なぜ好きになったのか。その理由が徒然なるままに記されています。書体にはひとつひとつに名前がつけられています。それは印刷関係者などが区別をするためのものです。しかしながら、そうした専門的な知識がなくてもしっかりとフォントを楽しめることでしょう。

どこにでもあるもの

なによりも書体はどこにでもあるものです。本書を読めば、すぐ周りにあったものに気づけるのではないでしょうか。