写真からアフリカを知る

アフリカというのは日本からは距離が遠いこともあって、どこか遠い世界であるようで、それほど馴染みのない場所です。しかしながら、そこには私たちの知らないさまざまな魅力がつまっていると言えるでしょう。


アフリカを知る

吉野信による『吉野信的アフリカ 写真家が旅して感じた17のストーリー』(天夢人)は、アフリカに魅せられて同地に40年以上通い続ける著者によるフォトエッセイ集です。もともと著者はアフリカを中心に野生動物や自然景観などを撮り続けてきた人です。こういった本には著者なりの視点というものが求められるものでしょうが、そこに関してははっきりとした著者の考えが存在していると言えるでしょう。

フィールドノート

さらに本書に載せられているのは、動物の写真ばかりではありません。南アフリカの豪華な寝台列車の写真などもありますので、ノルタルジックな思いはもちろんのこと、旅情を誘う内容になっているにも違いありませんね。さらに巻末に収録されたフィールドノートは、とても貴重な資料であると言えるでしょう。旅先で記録したスケッチなどが収録されています。やはり著者は写真家、フォトグラファーなだけあって、見たものを絵、画として記録する人なのかもしれません。単なる記録ではなく、その人そのものの視点が感じられるのがこうした本の魅力でしょう。アフリカに興味がある人はもちろんのこと、旅を愛する人にもおすすめの本です。

    
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