英語が話せりゃいいわけじゃない。実は英語ができない人の方が仕事ができるかも?

グローバル化が進んでいる今、ビジネスマンは英語を話す能力が求められています。「英語が出来れば安心だ」と考えて、TOEICの試験を受けたりするなど、人々はそれぞれいろんな努力をしていると思います。けれども、もしかしたら、英語ができれば安心だというその考え方は間違いかもしれません。そんな英語絶対主義に警鐘を鳴らすのがこの1冊です。

本書では、「英語が話せると安心だ」「英語が話せるビジネスマンは仕事ができる」というこれまでの通念を破壊しています。むしろ、英語偏重の考え方に警鐘を鳴らし、真の国際人という存在を紹介しながら、海外でのビジネスの現状を紹介しています。

著者の小林一郎さんは、英語が話せても文化は国で違い、言語よりも発想法や国民性を知らないとコミュニケーションはとれないと書いています。また、言語はインフラとして働くので、言語教育自体、植民地政策で培った能力でビジネスにおいて自分たちが有利になるために英語を押し付けているのだと考え、英語偏重の考えでは情報戦で欧米人に対して不利な立場を強いられるとしています。

一方、海外で必要な能力は、多様性を認め、他人の価値観を理解して、コミュニケーションをとれる能力や、細かなことは気にせず、厚かましいくらいにコミュニケーションをとる能力だとしています。言語以上に必要な能力かもしれません。

特に、国際社会では英語を話せなくても活躍している人間が多いことも記しています。ここで最後に、記憶に残った言葉がこちらです。

・国際的に活躍できる人は英語の能力でポジションについていない ・英語ができるから社長になって人はいない ・メジャーリーガーは野球の能力やスキルが高いからメジャーリーガーになれる

英語が出来ないからといって、今のビジネスマンは焦る必要はないということですね。むしろ、現状の自分に必要な力が何かを自発的に考え行動したほうが良いということを考えさせてくれる1冊でした。

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