国語の試験、なぜ作者の意図と違う?

模擬試験や実際の受験における国語の現代文には「作者の意図」を問う問題があります。これはしばしば作者本人から、こんなことは思っていないし考えてもいないと物言いが来ることがあります。なぜ、国語の問題は作者の意図しないものを作り上げてしまうのでしょうか。


事後了解である

まず、現代文にあるテキストが引用された場合には、作者に所定の使用料金が支払われます。しかし、これは事後承諾の形になっています。事前にこの大学の試験であなたの文章を使いたいのですが、とお伺いを立ててしまうと、問題の情報が流出してしまう危険性があります。そのため、問題が作られ実際に使われた後になってから作者に報告が来るのです。作者が問題をチェックすることができないから、意図しない設問が出現してしまうのでしょう。

悪文もある?

さらに現代文には、小難しくて何を言っているかわからないものや、意図を捉えづらいものもあります。例えば評論家の小林秀雄は、国語の教科書に載るほどの有名な作家ですが、実際は曖昧な表現が多く、国語の問題として出すには難があるとも言われています。実際に小林秀雄の文章がセンター試験に出た年には平均点が下がるといった話もあるほどです。

    
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