メモ術と記憶術は一心同体

つぶさにメモを取る人は、記憶力がいいと言われています。実際に手を動かしてメモをとることによって、五感から記憶を定着させていくのです。

どのようにやればいいのか?

池田義博による『記憶力日本一を5度獲った私の奇跡のメモ術』(幻冬舎)は、40代半ばから記憶力を強化し、わずか1年で記憶力の日本チャンピオンになった著者による実践的なメソッドを記した本です。普通は40代ともなってくると記憶力は衰えていく一方なのではないかと思うかもしれませんが、著者の話を読むと、決してそんなことはないと気付かされます。

どんな人が向いている?

本書は、何も記憶力を特殊な能力として身につけるということを説いているわけではありません。仕事をする上で、メモを書いたけれど内容が思い出せない、仕事の効率がなかなか上がらない、集中力が続かない、アイデアが浮かんでこないということがあるでしょう。そんなちょっとした悩みに、著者のメソッドは役立ちます。

どうつかめばいい?

本書では、著者が記憶力を上げるためにメモに加えたちょっとした工夫が取り上げられています。方眼メモによってサイズや位置を調整してゆく方法や、メモを3行で処理する、人の言ったことには別個吹き出しを作るといったものです。すぐにでも使えるテクニックがたくさんありますので、できるところから真似していくといいでしょう。

脳のパフォーマンスをあげる

本書では脳が潜在的に秘めているパフォーマンスを上げることに注目しています。誰もが持っている潜在的な能力を、最大値にするにはどうすればいいのか。それを成し遂げるためのヒントが本書には記されています。誰もが最初から天才であったわけではありません。何よりも、著者が普通ならば無謀といえるような40代からの記憶力向上を成し遂げていることからわかる通り、誰でもできる簡単なアイデアの種が詰まった本だと言えるでしょう。