国家公務員は本当にペーパー試験偏重なのか!? 公務員試験の真実

夏も過ぎて秋になれば、来年春の公務員試験に向けて、本腰を入れて勉強をし始める人がでてくる頃でしょう。公務員試験は大学生や高校生だけのものではありません。働きながら努力している社会人受験生も多いのです。ところで公務員試験といえば筆記試験。よく「ペーパーテストで本当に優秀な人材が見極められるのか」という声を聞きますが、公務員試験=ペーパーテスト偏重というのは本当なのでしょうか?


■公務員試験=ペーパーテスト偏重は勘違い

少なくとも、国家公務員に関して、この考え方はとんだ誤解です。国家総合、国家一般(旧国家一種、旧国家二種)の試験に合格して、霞ヶ関中央官庁や国の地方出先機関に採用された人は、ペーパーテストと形式的な一回の人事院面接によって選ばれたわけではありません。彼らはもっと厳しい人物面での選考を受けているのです。

■試験に最終合格しても、採用されなければ国家公務員にはなれない

そもそも一種・二種試験というのは、国家公務員採用者を直接選ぶものではありません。受かった人を国家公務員として採用してよい、という採用候補者のリストをつくる作業にすぎないのです(しかもリストには期限があります)。つまり、試験の最終合格者は国家公務員としてどこかの省庁に採用される資格を得たにすぎません。

■官庁訪問とはなにか

試験に受かっても、この先にある面接に通らなければ、ただ最終試験合格者という名誉を得るだけで終了です。試験合格者たちは希望の省庁に採用してもらうために、「官庁訪問」をします。官庁側はこの官庁訪問の際に採用面接を数回、多ければ10回以上実施して、複数人の目による人物チェックしているのです。
つまり、ペーパーテストがどんなに優秀で合格しても、コミュニケーション能力の低い人は、省庁に採用されないしくみなのです。

国家公務員を目指す人は、筆記試験とともに、コミュニケーション能力がとても重要になるということを、頭にいれておきましょう。

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