足るを知る。必要以上に求めない生き方をしよう

足るを知る。生き方のモデルは、自然界にあります。ある植物を草食動物が食べ、その草食動物を肉食動物が食べ、肉食動物の屍は土に返って植物を育てます。弱肉強食が掟の動植物の世界も、大きな視点から見ると、このように命の連鎖の中にあります。必要以上に求めない生き方が人間に求められています。


■足るを知る生き方

人間と異なり、動物は命の連鎖を自ら壊すようなことをしません。草食動物が欲望のおもむくまま植物を食べ尽くせば、そこで連鎖は断ち切られ、自分たちの生存はおろか、あとに続く生物も危機にさらされてしまいます。そのため彼らは、必要以上にはむさぼらないという節度が本能的に備わっています。ライオンも満腹のときは獲物をとりません。それは本能であり、同時に創造主が与えた「足るを知る」という生き方でもあります。その知足の生き方を身につけているからこそ、自然界は調和と安定を長く保ってきたわけです。人間も、この自然のもつ「節度」を見習うべきではないでしょうか。必要以上に求めないという自然の節度を取り戻すことが必要なのです。

■経済的な富だけを追い求めない

いまもっているもので足りる心がなかったら、さらに欲しいと思っているものを手に入れたところで、けっして満足することはできないはずです。これ以上、経済的な富のみを追い求めるのはやめるべきです。国や個人の目標を物質的な豊かさだけに求めるのではなく、今後はどうすればみんなが心豊かに暮らしていけるかという方向を模索すべきです。それが老子のいう、「足るを知る者は富めり」という「知足」の生き方です。知足にこそ人間の安定があるという考え方や生き方を、私たちは実践していく必要があるのです。

私欲はほどほどにし、少し不足くらいのところで満ち足りて、残りは他と共有するやさしい気持ち、他に与え、他を満たす思いやりの心が大切なのです。足るを知る生き方を実践しましょう。

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