左右対称は美しい! 遺伝子は「平均顔」を選んでしまう美人の大原則とは?

美しい顔には訳がある。文化や民族の違いを超えた美人の大原則があるんです。その大原則は、今から2世紀ほど前、進化論の祖、チャールズ・ダーウィンのいとこに当たるサー・フランシス・ゴールトンによって発見されました。左右対称は美しいんです。遺伝子は「平均顔」を選んでしまうというのです。


ゴールトンって誰?

ゴールトンといえば優生学を唱えた人物として悪名今なお高い。優生学とは、いい素質、すぐれた能力を持つ人間を選んで結婚させ、一方「悪い」人間には断種を強いることで、人類の「品種改良」を進めようという主張しました。のちにヒットラー率いるナチス・ドイツで実際に行われました。

そのゴールトンは確かにかなりの女好きだったらしいので、美人の条件を探し求めたとしても不思議はないのですが、彼の最初のねらいは、「顔つき」からワルを割り出す方法をあみ出すことでした。つまり、悪人面をしている奴をあらかじめ見つけだして、犯罪を防止しようという、いかにも優生学らしい発想です。

ゴールトンは監獄にぶち込まれた罪人の写真を何枚も何枚も重ね合わせ、「これぞ悪人!」という顔を合成してみました。ところが、そうしてできた悪の権化の顔は、何とも美しいのでした。まさに悪の華。男はハンサム、女は美人。

美の真髄は平均顔!

結局のところ、犯罪者の顔に限らず、人の顔をたくさん集めて平均の顔をつくると、それはもとのひとつひとつの顔よりも魅力的になるのです。美の真髄、それは平均だったのです!

平均すると何がいいのでしょうか。実は「平均」という言葉通り、でこぼこをならして「平」にし、「均」整のとれた形にするところがミソなのです。つまり、不規則なところを除去すると、キレイになります。

左右対称は美しい

キレイに見える上で特に大事なファクターは、左右が対称であることです。これは何も人間に特有のことではなく、左右の均整がとれた相手に惹かれる傾向は、いろいろな動物で見つかっています。

よく知られているのがツバメです。多くの動物がそうであるように、ツバメの場合も雌が雄を選んでつがいをつくります。その時、雌は雄の外見にこだわり、特に尾羽の形を気にします。

人間が細工をして尾羽を継ぎ足して長くすると、その雄は雌にモテモテになります。その時、左右がわずかに不ぞろいのものと左右対称のものとをつくってみると、対称な尾羽の雄のほうが圧倒的な人気を得るのです。左右対称の体をつくるのは精密さが要求されてコストがかかるからです。

平均顔がキレイなのは間違いありません、しかし、それが一番魅力的かというと、さらに上があるのです。女性の場合は平均顔をさらに一部だけ強調すると、より美しくなります。平均顔とひとつひとつのもとの顔との差を平均顔に上乗せして、そっち方向にずらしてみるのです。

女の美しさを作る3つの特徴

これをすると、顔は本当にもっとキレイになりました。この操作でわかったキレイのキーワードは次の3つです。まず顎が細いこと。次に、顔に占める目の割合が相対的に大きいこと。第三は唇と顎の距離が短いことです。この3つの特徴が、「女の美しさ」をつくっていたのです。

じゃあ、男らしい顔は?

一方、男の顔の「男らしさ」は、「女の美しさ」の逆方向に行くほど強まります。しかし、「男らしい」男が女にとってベストかというと、そうではないのです。「男の平均顔」を少しばかり女性化した顔が、女たちの大きな支持を獲得したのです。つまり、いかめしい面より優しげな顔の男、これが女たちの理想なのです。

うーん、美しいとは左右対称だったのか。

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参考本

「浮気をしたい脳(山元大輔)」

    
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