実際に住んでみてわかること

家は住んでみてはじめてわかることがあります。
 実際に建てた家を訪問見学させてもらうことが、良い施工業者選びのコツです。
 最後に、冒頭から一貫して述べていることですが、あなた自身が、家づくりの期間中はとことん楽しんで一緒に考え、設計士に相談し、参加すること、が大切なのです。


建築基準法により守られているのは、家全体の9%!?

 骨組みなど大事な箇所がその9%に含まれているのは良いのですが、残りの91%は、施工業者それぞれの判断と自由采配に任されています。家づくり全体の91%において、統一基準がないため、手抜き工事もあり得るというのが実情です。

施工業者選びに成功するために

 家づくりの大半は、施工業者の技量やモラルにかかっているのです。業者選びに成功するか失敗するかにより、大きな差がつきます。
「とにかく施工会社の実績を調べ、また、評判を確かめるようにしてください」とおすすめしています。

業者の技術は建てた家で見極める

 施工業者の人柄が良いからといって、技術も高いとは限りません。
 では、その業者がどれだけ腕が良いか、どのように見極めれば良いかというと、建てた家を訪問見学させてもらうことが一番の方法です。

業者の腕の良さと信用は建てた家を訪問見学が一番

 施工業者がどれだけ信用できるか、どれだけ腕が良いか、どのように見極めれば良いかというと、建てた家を訪問見学させてもらうことが一番の方法です。
 「私たちは家づくりの夢と願いと希望を全部叶えたから、皆さんにも見てもらいたいんですよ」
 「これから家づくりをする人に、ぜひとも満足のいく家を建てて欲しい」
 これはもちろん、そこに住んでいらっしゃるご家族のご協力があってこそできることです。

実際に住んでみてわかること

 見学会では、施主の方々の生活実感に基づく率直なご意見・ご感想を聞かせてもらえます。
「この家には、私たちの長年の夢が形になって詰まっているんです。こういう家に住みたい、という思いをあまさずに設計士さんに伝えることができたのが良かったのですね。設計士さんがそれを形にしてくれました」
「冬の寒い時期でも、家の中は本当に暖かいので、薄着のまま外に出て『寒いっ!』ってなることが何度もありました」

家づくりには積極的に参加すること

 建てた方々のお話を伺ってみると、ご家族それぞれにドラマがあり、素晴らしいことだと感激します。
 家づくりは、ドラマそのものです。ドラマの筋書きを考えるのは、あなたとあなたのご家族です。
 この本の冒頭から一貫して述べていることですが、家づくりの期間中はとことん楽しまなきゃ損、なのです。
 楽しむコツは、人任せにせず、自分たちも一緒に考えることです。

プランを練る時間をたっぷり取る

 間取りを考え、インテリアのプランを練る時間をたっぷり取ってください。
 そうしたプランニングに約2ヶ月かける、と見ておくと良いでしょう。設計士との打合せが2週間に一度のペースだとして、合計8回になります。この打合せが本当に楽しくて、「終わってしまうのはさみしい」という施主は多いのです。
 さあ、次はあなたの番です。家づくりを通して、夢を形にしてください。

住む人とつくる人の喜びを両立させる

 これまでに、300軒以上の家づくりに携わってきました。建て主さんとそのご家族が人生の多くの時間を過ごす「家」、そういう大切な空間をつくる仕事を任せていただけることに大きな責任を感じると共に、やりがいと幸せを感じています。
 私がモットーとしているのは、「住む人とつくる人の喜びを両立させる」ということです。

「望みどおりの家」は人生を変える

 「家づくり、そろそろ本気で考えてみようかな」と気持ちが切り替わると、大きな変化があります。自分の人生を見つめ直し、これからの生活をプランする良いチャンスとなるのです。
 家づくりに、たった一つの正解などはありません。
 唯一言えるのは、あなたやあなたのご家族にとって、これこそまさに望んでいたものだ、と納得できる家づくりの方法が必ずあるということです。

まとめ

 建てた家を訪問見学し、ぜひお話を聞いてみられるといいでしょう。
 また、実際にモデルハウスに宿泊していただくと、朝晩の気温の変化など、見学だけではわからなかった体験ができます。「暮らし」を体験すると、自分の家づくりに生かすヒントが見つかるものです。
 「家づくり、そろそろ本気で考えてみようかな」と気持ちが切り替わると、大きな変化があります。自分の人生を見つめ直し、これからの生活をプランする良いチャンスとなります。

参考書籍『100年安心できる! 「いい家」の建て方』ぱる出版 著者:谷口弘和

    
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