「ローン返済額月々約8万円。今の家賃でマンション購入可能」は本当か? 不動産広告の落とし穴

「ローン返済額月々約8万円。今の家賃でマンション購入可能」と家賃並みの負担でマイホームが持てるという不動産広告を見ることは多いですよね。家賃をいくら払っても、自分のものにはならないですが、ローンを払っていけば最後は自分のものになると思えば、買いたくなるのもわかります。ところが、家賃並みと思って買ったものの、マンション購入した後に、思った以上にお金がかかることに気づくのです。


住宅ローン返済額の計算根拠を探そう

まず、広告をじっくりと眺めて、住宅ローン返済額を計算した根拠を探してみましょう。まず金利の条件が、金利が最も低くなる変動金利になっているはずです。現在なら1%を下回る0・875%といった金利にしていることが多いでしょう。次に返済期間は目一杯の35年になっているでしょう。そして、月々の返済だけでなくボーナス返済を併用しているのではないでしょうか。

変動金利であれば、将来金利が上昇する局面では負担が増加する可能性があります。返済が終わるまでずっと同じ返済額ではないことに注意が必要です。次に、年齢によっては35年の返済ができないこともあります。また、無理なく返済しようとすれば、70歳を超える返済期間にはしたくないので、35年でローンを組めないかもしれません。そして何より、家賃にはボーナス払いなんてありません。負担が増加するのは間違いないのです。

維持費も計算しよう

住宅を購入すれば維持費がかかります。マンションであれば、管理費・修繕積立金がかかります。安いマンションでも合計で月1万~2万円はかかるので、年間にすると10万~30万円程度の負担となります。

戸建てなら、管理費・修繕積立金はかからないものの、修繕の必要が出てくればすべて自分の負担です。年平均にすると10万円程度は修繕費がかかると考えておきましょう。次に、固定資産税、都市計画税が、年間5万~20万円かかることが多いです。ここまで見るととても家賃並みの負担とは言えないことが分かります。

不動産業者は買ってもらいたいから、こうした試算をしています。失敗しないためにはこうした不動産広告の計算方法に落とし穴はないか必ずチェックするようにしましょう!

「マイホーム、買ったほうがトク!(藤川太)」の詳細を調べる

    
コメント