「家賃はドブに捨てるから住宅やマンションを買ったほうがいい」っていう言葉は本当?

「家賃はドブに捨てるようなもの。いつかは自分のものになる住宅を買ったほうがいい」

こんなセリフもよく耳にしませんか? 不動産の販売員はセールスの場面でよくこのようなトークを使いますし、一般の方においては、とくに戦後の高度経済成長期をくぐり抜けてきた人にその傾向があるように見受けられます。しかし、この言葉をほんとうに信じて不動産を購入してもよいのでしょうか?


住宅購入で資産形成できたのは過去のこと

高度経済成長期は、地価がどんどん上がっていきましたから、住宅を買った人はほぼ例外なく資産を築くことができました。彼らは実体験として、住宅を購入することの意義を「資産価値(市場価値)の上昇」に見出してきました。

ところがいま、住宅地地価は一部を除いて右肩下がりの時代です。下落することが明らかな不動産を購入することが、賢い選択であるということはできないのです。

下落することが明らかで、資産価値を残すことができない住宅を購入するために住宅ローンを組んでしまったら、住宅ローンだってドブに捨てるようなものでしょう。また、住宅ローンの金利についてはどのように考えたらよいのでしょうか。住宅ローンの金利は、

「本来、現金一括でまとめて購入するべき住宅に、金利を支払うことで現金を先に用意せずに住むことができる、というメリットを享受するためのもの」

であり、現金で購入すれば発生することのない「メリットの先取りに対するコスト」なのです。この視点で見ると、金利だって家賃と同じで、ドブに捨てるようなものということになります。

不動産購入をする際は、物事の側面だけを見るのではなく、多様な視点で分析をしてから不動産購入を行うことが大切です。

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