9割の人が高い家を買わされてしまう「坪単価」という罠

住宅は高いもの。よくわからないまま、言われるがままに契約をし何千万円のローンを組む。これがいわゆる住宅購入の流れです。本来正しい知識を知っていれば、もっと安く同じ品質の家を買うことができるんです。高い家を買わされてしまうのは、「坪単価」という考え方に秘密がありました。9割の人が高い家を買わされてしまう「坪単価」の罠について説明します。


坪単価の罠

家の値段というのは、とても不明瞭なものです。本当にその家がその値段で妥当なのかどうか、普通の人には見当もつきません。そこで、一般的に家を買うときに目安とするのが「坪単価」です。1坪いくらであるか。たとえば「坪単価60万円」というように表記します。

ほとんどの場合、この坪単価を基準に「高い」「安い」を判断することになります。しかし、1坪いくらかがわかっても、自分の理想の家が何坪くらいで建てられるのか、その土地に何坪の家が建てられるのかわかりますか?

坪単価だと、間取りが少し増減するだけで、家の値段が変わってしまうことになります。結局は見積もってみないと、最後まで家の値段はわからない。そもそも1坪がどれくらいの広さなのかわからない、という方もいます。

車を買いに行ったら「この車はいくらですか?」と聞きます。「この車は1平方メートルでいくらですか?」とは聞かないでしょう。しかし、家を買うときは「この家いくらですか?」とは聞かずに「1坪いくらですか?」と聞かなくてはいけません。そんな買い物の仕方をするのは、家だけです。だから値段がよくわからないのです。

ハウスメーカーは、この「坪単価」のわかりづらさを利用しています。坪単価にすることで価格を曖昧にして、高くなるように誘導しているのです。自分の理想の家がどれくらいでできるのかわからないから、営業マンに提案されたとおりに間取りやオプションを決めたら、予算オーバーになるというのもよくある話です。

本来は、家そのものの値段を表示し、床暖房などオプションを付けたときのオプション費用を表記するべきなのです。

広告宣伝費や社員の給料も家の値段に含まれている

高い家を買わされてしまうのは、坪単価以外にも罠があります。大手ハウスメーカーを含めて、コストが高い会社というのは、利益率も非常に高いです。CMやチラシなどの広告宣伝費にも相当なお金をかけています。社員もたくさん抱えていますから、それだけコスト高となります。

では、その広告宣伝費や社員のお給料は誰が払っているのでしょうか。答えは、「家を建てた人」であるあなたです。ハウスメーカーの「家の値段」のなかには、そういった広告宣伝費や社員のお給料の分も含まれているのです。

有名芸能人を起用したハウスメーカーのCMをよく見かけますが、その高い出演料の一部は、家を建てた人が負担しているのです。逆にいうと、家を建てた人のお金でCMを流しているのですから、相当な利益を出していかないと、ハウスメーカーは成り立たないのです。

「この家は3,000万円です」

と言っても、実際には、半分もかかっていないでしょう。人件費や社員のお給料、建てる工事代、広告宣伝費、間接コストなど諸々を考えると、原価の割合というのは低いのです。ブランド物のバッグと同じ理屈です。たとえば、ルイ・ヴィトンの財布は5万円くらいしますが、材料費は数百円程度でしょう。

高級ブランドもハウスメーカーもイメージを大事にしています。ブランドイメージをアップさせるために、CMに芸能人を起用するくらいのお金は惜しみません。値段は違っても、実質の建物の内容はほとんど変わらないのです。

9割の人が高い家を買わされる

「家のことはよくわからないから、ハウスメーカーさんにお任せしよう」

そういう考えは捨てましょう。確かに家の値段の感覚なんてよくわからないものです。そう思ってしまうのも仕方ありません。だからといって、そこで家づくりに対する責任を放棄してはいけません。なぜなら、高い家をつかまされてしまうことになるからです。

家の一部分をちょっと工夫するだけで100万円くらいは安くなるということがたくさんあるのに、「お任せします」のひと言で見過ごされ、100万円分を損している可能性があるのです。家は、少し勉強するだけで100万円、200万円のコスト削減ができてしまうんです。高い家をつかまされている9割の人は、家の勉強をしなかったからです。

安い家を売る会社は怪しいんじゃないか、そのうち潰れるんじゃないか、だから安心できるハウスメーカーさんがいい、という人もいるでしょう。そして、リサーチもせずに集合展示場に行き、高いハウスメーカーさんを選んで、高すぎる家を建ててしまったという方もかなりの数いるのではないでしょうか。

でも実際は、安くてもしっかりした会社は、地元の工務店を含めて、探せばたくさんあります。ほんの少しでいいので、勉強してみてください。家だって、コストダウンができることがわかります。

最近では、1,000万円でも家が建てられるローハウスという考え方があります。削れるコストを削っているからこそ実現できています。きちんと家の勉強を行い、ローハウスを検討する時代が来ているのかもしれません。

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