「不動産格差」に陥らないために! 新しい「不動産購入」のルール

人生で最大の買い物である不動産。しかし、新しい「不動産購入」のルールを知らないと大損をしてしまいます。「不動産格差」に陥らないために知っておきたい新しい「不動産購入」のルールを紹介します。


■戸建て購入はゴールではない

住み替えの典型的なパターンを示す「住宅すごろく」という言葉があります。上京し、四畳半の古いアパートの一人暮らしから、それは始まります。収入が増えるに従い、賃貸マンションに住み替え、グレードアップしていきます。

結婚して、夫婦2人用に面積の大きい賃貸マンションに「愛の巣」として引っ越します。子どもが生まれ、小学校に上がるくらいには3LDKの分譲マンションを購入します。子どもが大きくなるにつれて手狭になるので、郊外の庭付き一戸建てを手に入れ、住宅すごろくはゴールになります。

バブル崩壊前までは、この住宅すごろくは多くの人に当てはまり、「郊外の庭付き一戸建て」は夢として存在しました。しかし、広さを求めて郊外へという潮流はすでに終わっています。

それが終わった理由は、「地価はゴール続ける」という土地神話が崩壊したという外部要因と、世帯人数が減っていくという内部要因の2つです。しかも、「ゴール」だと思っていた戸建てを持て余す人が増えてきています。実は、戸建ては「ゴール」ではなかったのです。

■これからの不動産ルール

まず、子どもが世帯を離れ、使わなくなった子ども部屋ができます。これは「エンプティネスト」(空きになった巣の意)と呼ばれます。それに、戸建ては庭の管理や外出するのにも戸締りをする窓やドアは多く、ちょっとした外出でも面倒です。

そこで、余裕のある高齢世帯が戸建てを売って、マンションに引っ越すケースが増えています。マンションは鍵1つで外出ができます。高齢になればなるほど、維持に手間のかかる住まいは嫌われます。

しかし、定年退職して年金収入しかない高齢世帯が住み替えるには、家が高く売れることが条件になってしまいますが、そんな世帯は、多くはありません。「新しい住宅すごろく」が必要なのです。

古い住宅すごろくは、地価の上昇でキャピタルゲインを得た持家世帯が、世帯が大きくなる中で面積を求め、郊外に行くしかありませんでした。このパターンに乗っている限り、当たりはずれなくみんな同じことが可能でした。

しかし、新しいゲームのルールや前提はまったく違います。エスカレーターのようにどこも一様に地価がゴール、次の住まいにステップアップするようなことはありません。最大の違いは、誰もがゴールまで行き着けないことです。「不動産格差」が生まれてしまうのです。

新しい不動産のルールを知り、「不動産格差」に陥らないように気をつけましょう。

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