賃貸でも物件名が大切! 空き室から満室に近づく賃貸物件のネーミングの秘密とは

アパートやマンションなど賃貸物件で生活している人も多いですよね。実は賃貸物件選びに、物件名が影響していることを知っていますか? 物件のネーミングはとても大切なんです。実際に賃貸のプロが、空室対策コンサルティングをするときに最初に考えるのは、「物件名称」なんです。


物件名で入所者のエゴを満足させる

物件名称というのは「入居者のエゴを満足させるためにある」といっても過言ではありません。同時に大家さん自身のエゴを満足させるという面もありますが、大家さんのことはこの際、脇に置いておきます。

入居希望者というのは、あなたの物件に住もうと固く決意して、内見するわけではありません。まず漠然とした希望の物件、なんとなくのイメージがあって、それに合わせて、物件を選んでいくのです。たとえば、単身者であれば、恋人や友達を家に呼ぶこともあるでしょうし、そういうときに

  • 駅から近いほうがいいな
  • ここだったら、友達も帰りが便利だろう
  • バイクが停められる駐輪場があるな

というふうに考えるわけです。人に自分の住所を伝えるにしても、「カッコいい物件名称」はポイントが高いと思います。それに、物件名称は住所を記載する機会があればその都度書くものですし、年賀状などの郵便物にも明記するものです。そういうときにも、入居者のエゴを満足させるような名称を付けてあげなくてはならないのです。

今どきの英語はありきたり

今は、物件の名称は英語が一般的です。そのため、英語ですと飽きられやすいというか、可もなく不可もなくというネーミングになってしまいます。どちらかといえばイタリア語、フランス語などのネーミングのほうが、入居者さんにとっての満足度は高くなると思います。

「英語名+地名」→フランス語に変えた例

石川県金沢市、兼六園の近くに、「ハーベスト小将町」というアパートがあります。「ハーベスト」とは「収穫」を意味する英語で、「小将町」というのは地名です。この物件名称を聞いて、2つの懸念があります。

1つは、「ハーベスト」を冠にした物件名はじつは数多くあること。2つ目は、「小将町」という金沢市に住んでいる人にしかわかりにくい地名よりも、もっと意味の通るネーミングのほうがいいのではないかということです。

そこで、物件名称を変更する必要があります。そこは緑豊かな環境でしたので、「森林」をフランス語で表記した「La forêt(ラ・フォレット)」と名付けました。「ラ・フォレット+地名」でも考えてみたのですが、「ラ」の後ろに「・」が付き、さらに地名が付くと、くどい印象になる可能性が高いので、地名は入れませんでした。

名称を変更した結果、そのアパートは10室中5室が空いていたのですが、満室になりました。名称を変える以外にも、初期費用を抑え、家具家電を付けるといった努力もしましたが、名称の影響も大きいのです。

名字を使うのはマイナス

個人情報法保護の観点もありますし、また将来的に売却することを考えたときに、あなたの名前を付けることは、マイナスになることはあっても、プラスになることはまずないでしょう。プラスの面を強いて挙げるとすれば、大家さん自身のエゴを満足させることくらいではないでしょうか。ほかにメリットはまずないので、基本的に名字は使わないほうがいいでしょう。

イタリア語やフランス語がお勧め

「アパート」「コーポ」といった英語の略語も含めて、英語は使わないようにします。フランス語にはエリア名を付けないほうがよく、イタリア語にはエリア名を付けたほうが収まりがいいでしょう。

名前を変えるだけでこんなに印象が違う!

「町田ビル」というマンションがあります。「ビル」という単語をイタリア語に変えてみましょう。イタリア語で「パラッツォ」といいます。そこで「パラッツォ町田」と物件名称を変更してみます。「町田ビル」と「パラッツォ町田」の意味は同じですが、「パラッツォ町田」にすることで、ずいぶんと現代風のモダンな印象に変わったと思いませんか?

このように賃貸物件は、名前で大きく印象が変わります。空き室に悩んでいるオーナーさんは物件名書の見直しをしてみてはいかがでしょうか?

参考本

「たった18日で次の入居者が決まる! 満室革命プログラム(尾嶋健信)」の詳細を調べる

    
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