住まいと人生格差

東京は住む場所によって、イメージが固定化されています。中央線沿線はサブカルチャー好きな若者、東急線沿線はハイクラスな街といったものです。ですが、近年ではそうしたイメージに変化が訪れています。速水健朗による『東京どこに住む? 住所格差と人生格差』(朝日新書)には、変わりつつある東京の現在形が描かれています。


西高東低の逆

著者はかつて東京は「西高東低」であったと記します。確かに、ターミナル駅であり繁華街もあわせもつ、池袋、新宿、渋谷は、東京の中心部を走る山手線の東側に位置しています。そこから、JR線、私鉄線とも東に延びて発展しています。当然そこにあわせて住宅や店舗の整備が進んでいました。

スカイツリーが変えた?

しかし、近年はその傾向に変化が訪れているようです。東京スカイツリーの開業により、浅草、上野、錦糸町といったこれまでの街へ注目が集まっています。東京湾岸部であるウォーターフロント再開発の中で増えたタワーマンションのお膝元である八丁堀におけるバル(飲食店)の発展や、隅田川べりの蔵前の発展など個別の事例にも着目し解説されています。これからは西から東へ、街のトレンドが移り変わっていくとも言えるでしょう。

    
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