アンカレッジ経由便とは?

現在はアメリカやヨーロッパへ行く場合には直通の飛行機でダイレクトに行くことが多いでしょう。しかしながら、かつてはアメリカ北部にあるアラスカのアンカレッジを経由する便がほとんどでした。


ソ連上空が通過できない?

なぜアンカレッジが経由地となったのでしょうか。ひとつには鉄のカーテンを敷いていたソビエト連邦の存在があります。ソ連の上空を飛行機が通過できなかったため、アラスカのアンカレッジから北極の上空を通過してヨーロッパへ向かうルートが存在していました。のちにソ連上空も通過できるようになりますが、通過料金を徴収していたため、アンカレッジ経由便が残ります。

アメリカにも近い?

さらにアメリカへ向かうのにもアンカレッジ経由便が使われていました。世界地図を見るとアンカレッジは日本から北東の方角になりますので、真東にあるアメリカへ向かうには遠回りのように思えます。しかしこれはメルカトル図法から見た場合であり、実際の地球上の距離は、アンカレッジ経由でもそれほど距離は変わりません。実際に日本からアンカレッジまでは約6時間半の飛行時間でした。これは日本からタイやシンガポールといった東南アジアへ向かう距離とそれほど変わらなかったのです。

日本人向け?

そのためアンカレッジは、アラスカという場所にありながら日本人の利用者が多く、片言の日本語を話す職員や、日本食のレストランなども存在していました。

    
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