カニ族とは何か?

かつての日本にはカニ族と呼ばれる人たちがいました。これは、大きなリュックサックを背負って国内を旅行する若者を指す言葉でした。


海外旅行は高い

カニ族が流行ったのは1960年から、1970年代にかけてです。この頃、海外旅行は自由化されていましたが、まだまだお金がかかるものでした。そのため若者は、国内旅行を楽しんでいました。国鉄が割引切符や周遊券を発売しており、これを利用して北海道へ向かう若者が多かったようです。北海道で向かう場所は、宗谷岬や納沙布岬など、半島の先端でした。そこに何があるわけではないのですが、とにかく地の果てまで行ってみるという目的があったのかもしれません。そのふらふらとした旅は、若者の姿にもそのまま重なります。

なぜカニなのか?

なぜカニ族と呼ばれていたのかといえば、若者が背負っていたリュックサックの形に由来します。本体の両側に大きなポケットがついており、それがふくらむことでカニのようだったからとも言われています。さらに、その状態では列車の乗り降りがスムーズに出来ないため横歩きで動いたことから、そのさまがカニに例えられることもありました。宿泊先としてはテントや、野宿のほかにも格安のユースホステルが多く存在し、利用されることがあったようです。さらに、当時は多く運行されていた夜行普通列車もカニ族に利用されていました。

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