宗谷トンネル需要ある?

JR北海道が、自社の管轄路線内のほとんどの路線が、赤字経営であり、維持が困難であるという発表を行いました。その中には、日本最北端の街である稚内へ至る宗谷本線も含まれています。名寄以北の路線は、廃止も検討対象に入っている状態です。

宗谷トンネル本当にできる?

その一方で、外交で歩み寄りを見せている日本とロシアの間では、宗谷トンネルの建設案も浮上しています。宗谷トンネルは、稚内と樺太の間にある宗谷海峡をトンネルで結ぶことにより、鉄道網を大陸と連結させて、日本とヨーロッパを結ぶ大動脈を形成するという壮大な計画です。確かにこれができれば、島国である日本のデメリットが解消されるでしょう。

課題が多い宗谷トンネル

宗谷トンネルが実際にできることになれば、確かに経済の活性化にはつながるでしょうが、いざトンネルを掘ったとしても、稚内から先の線路が廃止になってしまえば元も子もありません。さらに日本とロシアでは線路の幅が異なりますから、そのまま列車をストレートに通過させることはできません。途中で台車を変える、もしくは台車の幅を調整できるフリーゲージトレインの導入が必要となります。実際に、実用化に至るには多くの課題があるのが宗谷トンネルの実情であるといえるでしょう。