登山ではない高尾山紀行

高尾山は多くの登山客でにぎわっています。しかし、高尾山の入口となる高尾駅周辺には、山登りと異なる探訪スポットがあります。


高尾霊園に眠る人々

高尾駅の北口を出て、細い道を15分ほど歩くと高尾霊園に到着します。斜面にそって無数の墓石が立ち並ぶ場所ですが、ここには著名人が眠っています。1人は寺山修司。若くして俳句に才能を見出され、その後短歌、詩人、映画監督、放送作家、劇作家、競馬評論家とマルチな活動を見せた人間です。

故郷の青森県を舞台に、愛憎劇を多く記しました。さらに自分の人生や家族の人生遍歴について多くの虚偽を記すことで、世の中をかく乱するトリックスターとして知られました。

生前の寺山は「私に墓はいらない」と言っていたようですが没後、母親の手によって墓が建立されました。墓石の上には寺山が愛した本のモチーフが刻まれています。

もう一人、眠る人は?

さらに寺山修司につづきもう一人の著名人が高尾霊園には眠っています。2009年に帰らぬ人となったミュージシャンの忌野清志郎です。お墓にはウサギのキャラクターなどが配された楽しげな空間となっています。

三多摩地区に生まれ育った彼が眠る場所として、良い場所ではないでしょうか。

寺山修司の命日は5月4日ですが、清志郎は5月2日です。両名とも5月にこの世を去っているのです。新緑の美しい季節に高尾霊園を訪れて見るのもよいでしょう。ただし、お墓ですので礼節を守った行動を取るようにしましょう。

    
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