バンコクを再訪する

タイのバンコクは観光地として人気があります。物価が安く、刺激が多いといったことがその理由として挙げられるでしょう。

90年代はブーム?

そのようなバンコクの旅は90年代にひとつのブームを巻き起こしました。ひとつは沢木耕太郎による『深夜特急』など旅行記のブーム、さらには猿岩石によるユーラシア大陸横断ヒッチハイクブームで、無軌道な旅に憧れる人たちもいました。そうした世代にバンコクに旅立った人たちに向けて作られた本が『魅惑のバンコク』 (TJMOOK) です。

あのころをふりかえる

バンコクは新しいビルが立ち並ぶなど、めまぐるしく変わっている様子があります。その一方で、昔ながらの下町の風景も広がっています。この変わりゆくさまと、変わらないさまの混合こそバンコクの魅力と言えるのではないでしょうか。90年代にタイ航空のCMに出演していた俳優のいしだ壱成のインタビューなど、有名人のバンコク体験も語られている興味深い本です。

ガイドブックとノスタルジーと

ノスタルジーというのは、どこで生起するものなのでしょうか。やはり土地に根ざした記憶というものがそこには求められるのではないでしょうか。そうした言葉にできない何かを求める人にとっては、この一冊が役立つことは間違いないでしょう。少し変わり種の旅を求める人にもおすすめです。