西南シルクロードとは何か?

シルクロードとは古代中国から、中央アジアを通り、アラビアや地中海世界との間で、絹の交易が行われていた道をさします。このシルクロードにはさまざまな道があり、もっとも南に位置するロードとして西南シルクロードがあります。これは中国南部から、ミャンマーの北部を通ってインドへ抜ける道です。貴金属の交易などに用いられていたといいます。この西南シルクロードというのは便宜上の名前であり、実態はよくわかっていません。この謎の道に挑んだのが紀行作家として知られる高野秀行です。


壮絶な旅

高野はその名もずばり「西南シルクロードは密林に消える」(講談社文庫)という本を書いています。この本は幻の西南シルクロードを追う旅です。舞台は中国の南部からはじまります。ミャンマーとの国境地帯に踏み入ります。ミャンマーの北部はカチン族と呼ばれる少数民族の支配地域であり、ミャンマー政府の手の届かないところになっています。高野はカチン族に知り合いがおり、彼らの手引で中国の出国審査を経ずに、ミャンマーに密入国します。

ジャングルを進む

その後はひたすらジャングルを徒歩、車、時には象に乗って進みます。そしてミャンマー国境を越えて、今度はインドへ密入国します。ここでもゲリラ活動を行っているナガ族の協力をあおぎます。二ヶ月におよぶ壮絶な旅の記録がユーモラスなタッチで描かれているのも本書の特徴です。

「海外旅行に役立つ情報集」の詳細を調べる

    
コメント