「ロンパオ:風雲カンボジア日記」を読む

クーロン黒沢というライターがいます。一般的には、アジアの珍スポットや、現地在住の日本人の奇人変人ぶりをとりあげる、ひと味違ったアレンジの旅行ライターという位置づけです。人生再インストールと銘打って、旅を基軸に多彩なネタをフォローした電子書籍「シックスサマナ」も定期的に刊行しています。


アジア在住歴20年?

クーロン黒沢は、90年代半ばから、カンボジアのプノンペンを拠点に活動を初めています。最初は、テレビゲームのコピーソフトなどを求めて香港や、タイのバンコクなどを頻繁に訪れていたようですが、やがてカンボジアのプノンペンに落ち着きます。そこに至る過程を日記形式で綴った書籍が「ロンパオ:風雲カンボジア日記」(ソフトマジック)です。

なんでも起こる?

「ロンパオ」とは、出版経験者ということでどういうわけだか現地で発行を任されてしまった日本語フリーペーパーのタイトルです。現地の変わったニュースや、日本人同士の交流欄など、今ならばネットニュースが取り上げそうなトピックが多くあります。「ロンパオ」の縮刷版も日記とともに収録されています。ですが、メインコンテンツはあくまで日記であるといえるでしょう。なにしろプノンペン在住中に、クーデーターが発生するアクシデントに見まわれます。突然起こったため多くの日本人が取り残されます。ですが、陸路でベトナムやタイへ逃げようにも、その途中の道はもっと危険ということで、とりあえず都市部にとどまります。危険にさらされながらもどこかのほほんとしているのはお国柄なのでしょうか。そんな90年代の東南アジアのゆるゆるとした空気が本書にはつまっています。

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