6ドア車なぜ消えてしまった?

かつてあったものの、いつの間にか消えてしまう風景があります。それはまったく気づかない間に消えているので、ふとあれはどうしたっけと思った時にはすでに遠い存在になっていることもありますね。そうしたもののひとつに電車の6ドア車があります。


混雑緩和?

主に首都圏の通勤路線に導入されていたものです。通常4つついているドアを6つに増やすことによって人の出入りを容易にして、通勤ラッシュ時の混雑を緩和させるという意図がありました。実際にある程度はその目的に貢献したと言えますが、最近では姿を消しつつあります。これはなぜでしょうか。

定員が増えた

まず、6ドア車の導入には乗員を増やす目的がありました。しかし、これは新型車両の導入によって改善されつつあります。さらに、こちらが大きな問題と言えますが、ホームドアが設置されたということがあります。ホームドアは、プラットホームからの転落を防止するために、電車の停止位置にドアを設置するものです。6ドア車が通るとなると、ホームドアを6つ設置しなければならず、コストがかかってしまいます。さらに、地下鉄と私鉄各線のように相互直通運転などを行っている場合は、その規格も統一しなければなりません。このように、6ドア車はさまざまな点において、イレギュラーな存在として浮いてしまったため、首都圏の通勤列車の風景からは消えつつあるのです。

    
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