モノレールなぜ浜松町?

羽田空港へのアクセス路線のひとつである東京モノレールはJR浜松町駅が乗換駅となっています。なぜ、この駅が選ばれたのでしょうか。例えばアクセスの利便性を考えるならばお隣の品川駅や新橋駅の方が便利なようにも思えます。さらに浜松町駅は、東海道線も停車しませんから、都心へのアクセスは良いとしてもほかの地域へのアクセスは不便なように見えます。

暫定路線だった?

東京モノレールの計画が立てられたのは1959年、昭和34年のことでした。この5年後には東京オリンピックが控えているため、東京はアクセスを整備することが急務だったのです。そのために、当初は新橋と羽田空港の間を結ぶ路線として東京モノレールが計画されました。

反対運動が起こった?

しかし新橋へ向かうルートは、芝浦運河を通るルートであった付近の住民がモノレールの建設に反対しました。これは、モノレールが通るだけで付近に駅が設置されないようでは自分たちのメリットがないということだったのでしょう。そこで計画が頓挫しそうになったときに、浜松町駅の西側のスペースをモノレールの駅として利用できる見通しが出来ました。そこから、新橋から浜松町駅を目指すルートとなりました。

オリンピックに合わせる必要があった

やはり、東京オリンピックまでに、都心へのアクセスを確保する必要があったため、急ピッチで工事が進められました。当初は浜松町駅へのアクセスを暫定開業とし、新橋への乗り入れ計画もありましたが、東京オリンピックから2年後の、1966年昭和41年には中止されています。現在は東京駅にはじまる羽田空港への新アクセス路線計画などがありますが、そこにおいてはモノレールの有効活用といった案はありません。そのため、モノレールはこれからも羽田空港と浜松町駅の間を結ぶ路線となりそうです。