減速した生き方とは?

生き方というのは速度に例えられることがありますね。スピードの早い生き方、行き急ぐ生き方といったものですね。そうした人は、それを選んだとはいえ、どこかもったいないといった思いもありますよね。特に、著名人で早くして亡くなってしまった人には、速度の問題がついてまわります。

ダウンして生きる

そのような、生きるスピードを少し落としてみたらどうかと問いかけているのが、高坂勝による『減速して自由に生きる:ダウンシフターズ』(ちくま文庫)です。本書では企業を退職して、自ら小さなビジネスを繰り広げた人による実録です。本書の著者が提唱しているのは「稼がない自由」です。お店を開いていながらも「稼がない」とは一見すると矛盾するようですが、それでもなんとか生活が成り立っているから不思議ですね。

開業のコツ

しかしながら、商店街などを見渡してみても、どのように生活が成り立っているのか不思議な場所というのも多くありますよね。そこには人と人のコミュニケーションがあり、そこで売り買いをするビジネスと言ったものもあるわけです。本書では、そのようなこれまでの経済とは違う脱経済的な概念について提唱がなされています。新しいライフスタイルといったものとしてこういったものは注目を集めることが多くありますが、違う考え方をしてみれば本来の人間らしい暮らしに戻っているとも言えるかもしれません。