桜桃忌に太宰治をしのぶ

6月に入り、梅雨空が多くなりました。湿気は不快ではありますが、ぬるい夜の散歩などが似合う季節ともなっています。6月は、作家の太宰治が没した月でもあります。6月19日は桜桃忌と名付けられています。


玉川上水に飛び込み

太宰治の死因は自殺による溺死です。6月13日に玉川上水に飛び込み、19日に遺体となって発見されます。死亡推定日時はさらに前ですが、19日が命日とされます。この時、太宰は38歳でした。入水自殺には女性を連れたっていました。太宰は、これ以前にもたびたび自殺未遂を繰り返し、鎌倉の海にも飛び込んだことがあります。この時も女性を連れ立ち、太宰は助かりますが女性は亡くなっています。

今もファンが生まれる

太宰のお墓がある三鷹の禅林寺には多くの太宰ファンが訪れることで知られています。さらに興味深いのは桜桃忌に訪れる人たちは、若者が多いということです。国語の教科書に載っている作家、ということもあるのかもしれません。しかし、これほどまでに若い人を引きつけるのはやはり太宰が描いた、弱さや、ずるさ、悩みなどに共感する者が多いのでしょう。一方で太宰はうじうじと悩んでいるような奴ではない、ナンセンスな喜劇も描いています。爆笑問題の太田光は、太宰のそうした面も評価されるべきと主張しています。 実際に太田は『人間失格ではない太宰治』というアンソロジーを刊行しています。

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