五大文芸誌の棲み分けは?

現在、日本には純文学の文芸誌が5つあります。文芸誌はそれぞれの雑誌ごとにカラーがあります。


文学界、新潮

まず純文学の文芸誌の大御所といえば『文学界』があげられるでしょう。お笑い芸人のピース又吉さんの「火花」が掲載されたことでも話題となりました。発行元は文藝春秋です。文藝春秋は芥川賞と直木賞の出版社としても知られ、日本の文学の中心的な位置にいると言って良いでしょう。さらに、『文学界』を追う位置にあるのが『新潮』です。発行元は言わずもがな新潮社です。三島由紀夫、太宰治など著名な作家はすべからく新潮文庫に入っています。『文学界』と並び『新潮』は王道の純文学雑誌であると言えるでしょう。

群像の立ち位置

『文学界』『新潮』を追うような位置につけているのが講談社が発行する『群像』です。『群像』は新人賞として、小説部門とともに批評部門も長らく主催し、多くの文芸評論家を生み出したことでも知られる。さらに過去には村上龍の『限りなく透明に近いブルー』を当選させるなど、サブカルチャー寄りの雑誌とも言えます。

すばる、文藝

『群像』を追う形なのが、集英社の『すばる』と河出書房新社の『文藝』でしょう。純文学の射程を幅広く捉え、こちらもサブカルチャー寄りの特集や書き手が多く起用されることで知られています。かつては、ベネッセコーポレーションの前身となる福武書店から『海燕』という純文学雑誌も刊行されていました。この雑誌からは島田雅彦、吉本ばなななどがデビューしています。

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