「桐島、部活やめるってよ」その一言から崩れ始めた、高校生たちの日常

舞台は、とある高校。バレー部のキャプテンである桐島が、突然何の前触れもなく部活をやめてしまいました。何気ない事のように思えたのですが、彼が辞めた事により、影響を受けてしまった5人の高校生がいたのです。著者が大学在学中にすばる文学新人賞を受賞し、2012年8月11日に神木隆之介さん主演で映画化される事になった話題の作品をご紹介します。


■小泉風助の場合

バレー部の小泉は、リベロというポジションを担当しています。桐島も同じポジションでしたが、彼が部活を辞めたおかげで、小泉は桐島のいたポジションを埋める事になり、試合に出られる様になりました。これでやっと活躍できる! と思ったものの、頭の中で出来ていたことに体がうまくついて来ません。

■沢島亜矢の場合

ブラスバンド部の亜矢には、気になる男子がいます。その男子は、部活の練習をしている教室から見える場所で、いつもバスケをしていました。ある時、いつもの様に外を見たら、彼はそこからいなくなっていました。聞いた所によると、彼はいつもバスケをしながらバレー部の桐島を待っていたそうで、桐島が部活を辞めたせいでこなくなってしまったようなのです。

■宮部実果の場合

ソフトボール部の実果には、バレー部の男子と付き合っている絵理香という友達がいます。部活仲間で、いつもバレー部の練習が終わるのを待って一緒に帰っていたのですが、絵理香がその彼氏と喧嘩をし始めたせいで、いつも一緒に帰っていたはずの絵理香との習慣が崩れ始めました。

他にも、映画部の前田涼也や野球部の菊池宏樹がいるのですが、彼らもどこかで"桐島"の影響を受けています。一見、直接関係のないような人たちにまで影響を与えている"桐島"は一体何故、部活をやめたのでしょうか。そして、彼らはどうなっていくのでしょうか。

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