訪れるお客さんは変わった人だらけ?!真夜中が焼き立てパン屋さん

「真夜中のパン屋さん」は全六編から成る短編小説集です。舞台は主人公が突然、居候することになったパン屋さん。そのパン屋さんに来るちょっと変わった常連さんが織り成すストーリー(大騒動)は必見。昨年は王様のブランチにも取り上げられた人気の本作を紹介します。


■あらすじ

舞台はとある街のとあるパン屋。30代後半の柔和な男とイケメンのパン職人が経営しているそのお店は真夜中しか営業していません。そのパン屋に突然居候が舞い込んできます。年齢は女子高校生ほどで、この本の主人公。昔から住まいを転々とし、母親の手によってこのパン屋に送り込まれた様子。自分の居場所がもう何処かわからなくなってしまっている彼女の居候生活が始まります。

真夜中しか開いてないパン屋にはちょっと変わった常連が訪れます。母親に捨てられた少年、勤め先のお店が潰れてしまったニューハーフ、引きこもりだが趣味がのぞきの男性などなど、ちょっとやそっとでは救えない人たちばかり・・・。そんな中、とある事件が発生。 少年が万引きを働いてしまいます。事件はそれだけにとどまらず、少年は失踪。静かにストーリーは回り始めます。

一見、現実離れしたストーリーかもしれませんが、実際に本を読んでみると意外にすんなりと入ってきます。現代社会の何処かで起こっている感覚、何処か純文学の香りを感じさせます。

主人公の居場所は見つかるのか、彼らは救われるのか、着地点が気になる作品です。また、続編も既に出版されており、そちらの方も気になる作品です。未だ読んでいない方はこれをきっかけに手にとって読んでいただけると、嬉しいです。

「真夜中のパン屋さん」の詳細を調べる

    
コメント