直木賞受賞作家による、ボクっ娘×宇宙人な不思議系小説!

『私の男』で直木賞を受賞した桜庭一樹さんが、中学生の青臭さ、いわゆる「中二病」に真正面からぶつかった『推定少女』。「大人になんて、なりたくない」「愛って何なの?」「親ってむかつく」そんな感情を一度でも持ったことのある人におすすめです!


■事件発生?!

片田舎に住む普通の中学三年生、巣籠カナ。普通と違うのは、「ボクっ娘」で、格ゲーが大好きなことくらい。中二病まっさかりです。しかしカナは、ある出来事によって唐突に日常からはみ出してしまいます。ある日、裏山に未確認の飛行物体が墜ちた、と思ったら…気づいたときにはパトカーのサイレントが鳴り響き、隣家の庭に倒れた義父の姿がありました。そう、カナは義父を「矢で射ってしまった」ようなのです!

■宇宙人(?)との出会い

そして逃亡中に出会った、全裸でゴミ箱に寝ていた美少女。しかも記憶喪失。雪のように白い肌の白雪は、なぜかカナと一緒に逃げると言い出します。そういえば、未確認飛行物体から宇宙人が逃げたって言ってたような…?なぜこんなところに、銃を持った女の子が…?戸惑いを隠せないながらも、ゲーム好きのカナの希望で2人は東京・秋葉原へと向かいます。そこでは緑の触手を持つ追っ手が、白雪を狙っていて…?

■ついに、vs「宇宙人」な戦いへ!

秋葉原で二人は、火気戦士、とカナが名付けたガンマニアの中三男子・千晴の家に潜りこむことに成功し、白雪は謎の追っ手から、カナは自分を縛る「大人たち」から逃げ惑います。しかしそんな逃亡生活もついに終わりを迎えてしまい、「中二病」から抜け出す時がカナたちを待ち受けていたのです。

あらすじからして、まさに「中二病」万歳なもどかしさ。それでも誰もが一度は通った道を、カナと白雪がたどってくれる様子(しかも余計な属性たっぷり)は懐かしくも恥ずかしい気分になるかもしれません。

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