まだまだ話題の1Q84。文庫本全6巻が刊行

2009年に第1巻の単行本が発売された村上春樹の1Q84。そして2012年、文庫本として3カ月連続刊行され、5月に文庫本全6巻が出揃いました。読もうかどうしようかと二の足を踏んでいたけれど、持ち運びのしやすいサイズで、さらにお求めやすい価格になったことで、手にした人も多いのではないでしょうか。まだまだ話題の1Q84。どういった内容なのか、今一度、要点をまとめてみました。


■主人公は二人

青豆と天吾、二人の視点を交互に行き来しながら、物語が進行します。青豆はスポーツ・クラブのインストラクターでありながら、裏では暗殺者としての顔を持つ女性。天吾は小説家を目指す予備校の塾教師。二人は小学校時代の同級生で、離れ離れとなった今でも青豆は天吾のことを思い続けています。
 

■1984から1Q84の世界へ

青豆はある任務に携わったあたりから、1984年から別の世界に入り込んだことに気がつきます。彼女はその世界を1Q84年と呼ぶことにし、入り込んでしまったものは仕方がないと現実を受け入れます。Qはquestion markのQ。疑問を背負ったもの、の意味です。
任務に向かう途中、利用したタクシーで流れるヤナーチェックの音楽『シンフォニエッタ』。そして運転手の「見かけにだまされないように、現実とは常にひとつきりです」という言葉が物語により深い謎を与えます。
 

■空気さなぎの世界と1Q84の世界

ふかえりが書いた空気さなぎ。そこに登場するリトル・ピープルとはいったい何なのか。ふかえり、青豆の親友である環、警察官のあゆみ、天吾の父親、マザとドウタ、それらが1Q84の世界とどう交錯して、物語はどう進みどこへ収束していくのか。青豆と天吾の二人は出会うことができるのか――続きは1Q84の世界でどうぞ。
 
この1Q84ですが、book1:4月‐6月、book2:7月-9月、book3:10月-12月、と副題がついています。こうしてみると、まだ1-3月がでていません。これはもしや続巻が……? という期待をしつつ、読んだことある人もまだない人も、今一度ページをめくり、村上ワールドに浸ってみてはいかがでしょうか。
 

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