80年代の村上春樹と村上龍

村上春樹という作家がいます。そして村上龍という作家がいます。どちらも日本を代表する小説家です。同じ苗字ですが、血縁関係はありません。ほぼ同時期にデビューして、80年代は「W村上」と呼ばれていました。現在では村上春樹の方が知名度が高くなっています。しかし、当初は村上龍の方が知名度が上でした。


「限りなく透明に近いブルー」の衝撃

村上龍の代表作といえば「限りなく透明に近いブルー」でしょう。これはデビュー作にして芥川賞受賞作となります。時は1976年です。その後「海の向こうで戦争がはじまる」を経て、3作目で「コインロッカーベイビーズ」を1980年に出し、ベストセラーとなります。これは現在でも村上龍作品のモチーフとなる「子ども」が登場します。

春樹の経歴は?

一方の村上春樹のデビューは1979年の「風の歌を聴け」になります。その後、「1973年のピンボール」を経て「羊をめぐる冒険」を発表します。これは初期3部作として知られていますが、売上はあまりふるいませんでした。村上春樹がメジャーになるのは1987年の「ノルウェイの森」からです。以降は、村上龍と春樹の立場は逆転してしまったといえるでしょう。

同年代の作家として

村上春樹に対する批判として現実に向き合っているようで向き合っていないというものがあります。イスラエルでのスピーチが話題となったのもそのためです。

一方の村上龍は経済番組などに出演しむしろコミットしすぎているとも言えるかもしれません。

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